2.4.3 FTP受付の定義ファイルを作成する
FTP受付の定義ファイルの種類,および作成方法について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義ファイルの種類
作成する定義ファイルの種類を次に示します。
-
FTP受付定義ファイル
FTP受付をセットアップしたあとに設定変更できる内容を定義するファイルです。
-
FTP実行許可リスト定義ファイル
ビジネスプロセスの実行を許可するユーザや,ビジネスプロセスの実行を許可しないユーザを定義するファイルです。任意で作成します。
-
FTPコマンド許可リスト定義ファイル
転送前または転送後に実行することを許可するFTPコマンドを定義するファイルです。任意で作成します。
-
リストコマンドオプション定義ファイル
リストコマンドの引数でオプションとして指定できる文字列を定義するファイルです。任意で作成します。
-
FTP受付コンフィグファイル
FTP受付をセットアップしたあとに設定変更できる内容で,かつ頻繁に設定変更する可能性のある情報を定義するファイルです。任意で作成します。
(2) 定義ファイルの作成
FTP受付で使用する定義ファイルの作成手順について説明します。リストコマンドオプション定義ファイル以外の定義ファイルは,FTP受付が提供しているテンプレートファイルを利用して作成します。
(a) FTP受付定義ファイル
FTP受付の追加時に,サービスプラットフォームが提供するテンプレートファイル(cscurecpftp.properties)を編集して利用します。そのため,FTP受付定義ファイルの作成は不要です。
(b) FTP実行許可リスト定義ファイル
-
テンプレートファイル(<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp\templates\ftp_permission_allow.properties)をコピーして,任意のディレクトリに格納します。
-
コピーしたテンプレートファイルのファイル名を任意の名称に変更します。
-
定義内容を編集して保存します。
FTP実行許可リスト定義ファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.7 FTP実行許可リスト定義ファイル」を参照してください。
FTP実行許可リスト定義ファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。
(c) FTPコマンド許可リスト定義ファイル(FTP受付用)
-
テンプレートファイル(<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp\templates\ftp_command_allow.properties)をコピーして,任意のディレクトリに格納します。
-
コピーしたテンプレートファイルのファイル名を任意の名称に変更します。
-
定義内容を編集して保存します。
FTPコマンド許可リスト定義ファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.6 FTPコマンド許可リスト定義ファイル」を参照してください。
FTPコマンド許可リスト定義ファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。
(d) リストコマンドオプション定義ファイル
-
任意の名称でテキストファイルを作成し,任意のディレクトリに格納します。
-
定義内容を編集して保存します。
リストコマンドオプション定義ファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.9 リストコマンドオプション定義ファイル」を参照してください。
リストコマンドオプション定義ファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。
(e) FTP受付コンフィグファイル
-
テンプレートファイル(<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp\templates\ftprecp_config.properties)をコピーして,次のディレクトリに格納します。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp
-
コピーしたテンプレートファイルのファイル名を「<FTP受付の受付ID>.properties」に変更します。
-
定義内容を編集して保存します。
FTP受付コンフィグファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.5 FTP受付コンフィグファイル」を参照してください。
FTP受付コンフィグファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。