9.6.9 応答用のキューを設定する(TP1/EE,JMS)
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))は,非同期の要求電文の標準受付であり,基本的にはサービス部品からの応答がない場合に使用します。しかし,非同期受付(MDB(DBキュー))から同期のサービス部品(WebサービスまたはSessionBean)を要求した場合,同期のサービス部品から応答が返るときがあります。このような場合,要求時に応答用のキューを指定することで,サービスリクエスタは同期のサービス部品から応答を受け取ることができます。要求時の応答用のキューの指定については,「9.5.6 JMSメッセージを送信する」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) TP1/EEの場合
非同期受付(MDB(DBキュー))は,応答電文を含むバイナリデータがペイロードに設定されたJMSメッセージを応答用のキュー(送信用共用キュー)に送信します。
送信用共用キューは,受け取った応答からバイナリデータを取り出し,受信用共用キューに送信します。受信用共用キューに送信した応答を取り出して,サービス部品からの応答電文を取得できます。応答の取り出しについては,「9.6.10 応答を取り出す(TP1/EE,JMS)」を参照してください。
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))と送信用共用キュー,および受信用共用キューの関係を次に示します。
- 送信用共用キュー(応答用のキュー)
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応答用のキューとなる送信用共用キューを,HCSCサーバが稼働しているJ2EEサーバ(Reliable Messaging)内に作成します。送信用共用キューの登録先キューには,受信用共用キューを指定します。
送信用共用キューの作成方法については,マニュアル「Reliable Messaging」の「2.2.4 送信用共用キュー」を参照してください。
- 受信用共用キュー
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TP1/EEのDBキューを,送信用共用キューがある(Reliable Messagingが使用している)データベースの同一のスキーマ定義内に作成します。詳細は,マニュアル「Reliable Messaging」の「2.2.3 受信用共用キュー」を参照してください。
また,DBキューの作成の詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」のDBキューに関する内容を参照してください。
(2) JMSの場合
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))は応答として,応答電文を含むバイナリデータがペイロードに設定されたJMSメッセージを応答用のキュー(送信用共用キュー)に送信します。送信用共用キューで受け取った応答は,受信用共用キューに送信します。受信用共用キューに送信した応答を取り出すことで,サービス部品からの応答電文を取得できます。応答の取り出しについては,「9.6.10 応答を取り出す(TP1/EE,JMS)」を参照してください。
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))と送信用共用キュー,および受信用共用キューの関係を次に示します。
- 送信用共用キュー(応答用のキュー)
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応答用のキューとなる送信用共用キューを,HCSCサーバが稼働しているJ2EEサーバ(Reliable Messaging)内に作成します。送信用共用キューの登録先キューには,受信用共用キューを指定します。
送信用共用キューの作成方法については,マニュアル「Reliable Messaging」の「2.2.4 送信用共用キュー」を参照してください。
- 受信用共用キュー
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サービスリクエスタが稼働しているJ2EEサーバ(Reliable Messaging)内に,受信用共用キューを作成します。
受信用共用キューの設定は,ユーザの運用に合わせ,必要に応じて行ってください。
受信用共用キューの作成方法については,マニュアル「Reliable Messaging」の「2.2.3 受信用共用キュー」を参照してください。