7.4.2 変換元ノードの値を加工して変換先ノードにマッピングする
変換元ノードの値を加工して変換先ノードにマッピングする場合,ファンクションを使用します。ファンクションの詳細については,「7.5 ファンクションを使用した値またはノードの加工」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) パレットのツールを使用する場合
パレットのツールを使用したマッピングの手順を次に示します。
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パレットから使用するファンクションを選択します。
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マッピングビューアで適当な場所をクリックします。
ファンクションがマッピングビューアに配置されます。配置されたファンクションは,ドラッグ&ドロップで移動できます。
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パレットから[マッピング]を選択します。
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マッピング元となる変換元ノードのノードアダプタまたはファンクションをクリックします。
マッピング元には,次の変換元ノードまたはファンクションを指定してください。
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変換元ノード
マッピング対象※1の変換元ノード
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ファンクション
出力側にマッピング線が設定されていないファンクション
マッピング元にできないノードまたはファンクションを指定しようとした場合,マウスポインタにが付き,指定できない状態になります。
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マッピング先となる変換先ノードのノードアダプタまたはファンクションをクリックします。
マッピング線(代入線)が設定されます。くり返しファンクションを使用した場合は,マッピング線(くり返し対応線)が設定されます。なお,マッピング線の色は変更できます。マッピング線の色を変更する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.13.5 マッピング線の色を変更する」を参照してください。
また,マッピング先には,次の変換先ノードまたはファンクションを指定してください。
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変換先ノード
マッピング対象※1かつ「7.11.2 マッピングできるノードおよびファンクションの対応」で指定された条件を満たす変換先ノード
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ファンクション
「7.11.2 マッピングできるノードおよびファンクションの対応」および「7.11.3 接続できるマッピング線の数」で指定された条件を満たし,かつファンクション同士の接続で閉路※2とならないファンクション
マッピング先にできないノードまたはファンクションを指定しようとした場合,マウスポインタにが付き,指定できない状態になります。
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- 注※1
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マッピング対象については,「7.11.1 マッピング対象とマッピング対象外」を参照してください。
- 注※2
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ファンクションAからファンクションBに,ファンクションBからファンクションCに,ファンクションCからファンクションAにのように,ファンクション同士の接続が閉路を作成するマッピングです。
- 注意事項
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ファンクションを配置する前にマッピング線を設定してしまった場合,マッピング線を削除して,もう1度やり直してください。
- 参考
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ファンクションをマッピングビューアに配置すると,ファンクション名に「ファンクションタイプ(例:concat)+連番」が設定されます。この連番は,ファンクション名が重複しないように,マッピングした順に1から付けられる自然数の通番です。
また,配置したファンクションの名称は,ファンクションを直接編集するか,またはファンクションをダブルクリックすると表示されるダイアログで変更できます。ファンクション名の変更方法の詳細は,「7.12 ファンクション名の直接編集」を参照してください。
なお,ファンクションを削除した場合,ファンクションに設定された名称はほかのファンクションで使用することができます。
(2) ダイアログを使用する場合
ダイアログを使用したマッピングは,マッピング元とマッピング先の種類によって使用するダイアログが次のように異なります。
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マッピング元が変換元ノードでマッピング先がファンクションのとき
マッピング先のファンクションを設定するダイアログを使用します。
マッピング先が選択ファンクションの場合は,「7.5.17 条件によって異なる値を出力する」を参照してください。
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マッピング元およびマッピング先がファンクションのとき
マッピング先のファンクションを設定するダイアログを使用します。
マッピング先が選択ファンクションの場合は,「7.5.17 条件によって異なる値を出力する」を参照してください。
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マッピング元がファンクションでマッピング先が変換先ノードのとき
[マッピング元設定]ダイアログを使用します。
マッピング元がくり返しファンクションまたは選択ファンクション※の場合は,[くり返し設定]ダイアログも使用できます。[くり返し設定]ダイアログによるマッピングの詳細については,「7.6.1 [くり返し設定]ダイアログを使用してマッピングする」を参照してください。
- 注※
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くり返しファンクションに接続されている,または何も接続されていない選択ファンクションになります。くり返しファンクション以外のファンクションに接続されている場合,[くり返し設定]ダイアログは使用できません。
(a) マッピング元が変換元ノードでマッピング先がファンクションのとき
マッピング元が変換元ノードでマッピング先がファンクションのときのマッピングの手順を次に示します。
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パレットから使用するファンクションを選択します。
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マッピングビューアで適当な場所をクリックします。
ファンクションがマッピングビューアに配置されます。配置されたファンクションは,ドラッグ&ドロップで移動できます。
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次のどちらかの方法でマッピング先のファンクションを設定するダイアログを表示させます。
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マッピング先のファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。
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マッピング先のファンクションをダブルクリックします。
マッピング先のファンクションを設定するダイアログが表示されます。
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[ノード追加]ボタンまたは[ノード選択]ボタンをクリックします。
[ノード選択]ダイアログが表示されます。
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マッピング元となる変換元ノードを指定して,[OK]ボタンをクリックします。
マッピング先のファンクションを設定するダイアログの[入力](くり返しファンクションの場合は[基準パス])に,マッピング元の変換元ノードが設定されます。変換元ノードはパス名で表示されます。パス名の表示形式の詳細については,「7.4.6 マッピング元の表示形式」を参照してください。
マッピング元には,マッピング対象※かつ「7.11.2 マッピングできるノードおよびファンクションの対応」で指定された条件を満たす変換元ノードを指定してください。
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[OK]ボタンをクリックします。
マッピング線(代入線)が設定されます。くり返しファンクションを使用した場合は,マッピング線(くり返し対応線)が設定されます。なお,マッピング線の色は変更できます。マッピング線の色を変更する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.13.5 マッピング線の色を変更する」を参照してください。
- 注※
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マッピング対象については,「7.11.1 マッピング対象とマッピング対象外」を参照してください。
(b) マッピング元およびマッピング先がファンクションのとき
マッピング元およびマッピング先がファンクションのときのマッピングの手順を次に示します。
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パレットから使用するファンクションを選択します。
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マッピングビューアで適当な場所をクリックします。
ファンクションがマッピングビューアに配置されます。配置されたファンクションは,ドラッグ&ドロップで移動できます。
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次のどちらかの方法でマッピング先のファンクションを設定するダイアログを表示させます。
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マッピング先のファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。
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マッピング先のファンクションをダブルクリックします。
マッピング先のファンクションを設定するダイアログが表示されます。
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[ファンクション追加]ボタンまたは[ファンクション選択]ボタンをクリックします。
[ファンクション選択]ダイアログが表示されます。
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マッピング元となるファンクションを指定して,[OK]ボタンをクリックします。
マッピング先のファンクションを設定するダイアログの[入力]に,マッピング元のファンクションが設定されます。定数ファンクションの場合はアポストロフィ(')で囲んだ定数値,定数ファンクション以外のファンクションの場合はファンクション名が表示されます。
マッピング元には,「7.11.2 マッピングできるノードおよびファンクションの対応」で指定された条件を満たし,かつ出力側にマッピング線が設定されていないファンクションを指定してください。
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[OK]ボタンをクリックします。
マッピング線(代入線)が設定されます。くり返しファンクションを使用した場合は,マッピング線(くり返し対応線)が設定されます。なお,マッピング線の色は変更できます。マッピング線の色を変更する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.13.5 マッピング線の色を変更する」を参照してください。
(c) マッピング元がファンクションでマッピング先が変換先ノードのとき
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パレットから使用するファンクションを選択します。
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マッピングビューアで適当な場所をクリックします。
ファンクションがマッピングビューアに配置されます。配置されたファンクションは,ドラッグ&ドロップで移動できます。
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変換先スキーマツリービューアのマッピング先となる変換先ノードを右クリックして,[マッピング元]を選択します。
[マッピング元設定]ダイアログが表示されます。
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[ファンクション追加]ボタンをクリックします。
[ファンクション選択]ダイアログが表示されます。
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マッピング元となるファンクションを指定して,[OK]ボタンをクリックします。
[パス/ファンクション名]に指定したファンクション名が設定されます。
マッピング元には,「7.11.2 マッピングできるノードおよびファンクションの対応」で指定された条件を満たし,かつ出力側にマッピング線が設定されていないファンクションを指定してください。ただし,選択ファンクションで条件として指定したため,出力側にマッピング線(条件線)が設定されているファンクションは指定できます。
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[OK]ボタンをクリックします。
マッピング線(代入線)が設定されます。なお,マッピング線の色は変更できます。マッピング線の色を変更する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.13.5 マッピング線の色を変更する」を参照してください。
- 注意事項
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ファンクションを配置する前にマッピング線を設定してしまった場合,マッピング線を削除して,もう1度やり直してください。
- 参考
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ファンクションをマッピングビューアに配置すると,ファンクション名に「ファンクションタイプ(例:concat)+連番」が設定されます。この連番は,ファンクション名が重複しないように,マッピングした順に1から付けられる自然数の通番です。
また,配置したファンクションの名称は,ファンクションを直接編集するか,またはファンクションをダブルクリックすると表示されるダイアログで変更できます。ファンクション名の変更方法の詳細は,「7.12 ファンクション名の直接編集」を参照してください。
なお,ファンクションを削除した場合,ファンクションに設定された名称はほかのファンクションで使用することができます。