7.11.1 マッピング対象とマッピング対象外
マッピングでは,マッピング対象の要素(ノード)とマッピング対象外の要素(ノード)があります。変換元ノードおよび変換先ノードに,マッピング対象外の要素は指定できません。マッピング対象外の要素を次の表に示します。
項目 |
内容 |
---|---|
出現回数が1回に固定されていない,かつ名前が指定されていない要素(コンポジタ) |
名前が指定されていないcomplexType要素の次の子要素(コンポジタ)のうち,出現回数が1回に固定されていない要素の子孫要素は,マッピング対象外とします。
これらの要素(コンポジタ)は,#anonymous※2と表示されます。 |
再帰構造 |
再帰構造が定義されていた場合,再帰の開始要素だけを表示し,開始要素はマッピング対象外とします。 |
混在内容 |
混在内容であるmixed属性にtrueが指定されていた場合,要素間テキストはマッピング対象外とします。なお,要素間テキストは表示されません。 |
代替グループ |
abstract属性にtrueを指定した要素はマッピング対象外とします。また,SubstitutionGroup属性の指定は無視されるため,SubstitutionGroup属性を指定した要素はスキーマツリービューアに表示されません。 |
2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素 |
2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素(union要素またはlist要素の属性がさらに定義されている)はマッピング対象外とします。 |
fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノード |
fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノードはマッピング対象外とします。 |