10.8.7 リソース枯渇監視の設定
[リソース枯渇監視の設定]画面を次の図に示します。
(1) 機能概要
各種リソースを監視するための情報を設定します。
(2) 表示手順
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運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。
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次のどちらか一方の操作をします。
- J2EEサーバの場合
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[サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<J2EEサーバ名>]をクリックします。
- J2EEサーバクラスタの場合
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[サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバクラスタ]−[<J2EEサーバクラスタ名>]−[<J2EEサーバ名>]をクリックします。
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[サービス]タブをクリックします。
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[リソース枯渇監視]タブをクリックします。
エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。
(3) 操作手順
画面での操作手順を次に示します。
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リソース枯渇監視をするかしないかや,リソース枯渇監視ログファイルのファイルサイズなどを指定します。
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[適用]ボタンをクリックします。
指定した情報が反映されます。
エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。
(4) 画面詳細
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- リソース枯渇監視の設定
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- リソース枯渇監視
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すべてのリソース枯渇監視を有効にするかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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する
リソース枯渇監視をします。
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しない
リソース枯渇監視をしません。
「しない」を指定した場合,監視対象の各リソースの設定が有効でもリソース枯渇監視は無効になります。
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- 監視対象リソースの設定
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- メモリ
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アラート出力
メモリの使用状況を監視して,しきい値を超えた場合にメッセージを出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.memory.enabledキー)を指定します。
メモリを監視対象にする場合は,[起動パラメタの設定]画面でJavaVMの起動パラメタを設定します。JavaVMの起動パラメタには,「-XX:MetaspaceSize(デフォルト値:128m)」と「-XX:MaxMetaspaceSize(デフォルト値:128m)」を同値で設定することをお勧めします。異なる値を設定した場合,Metaspace領域の領域拡張でもアラートが出力されることがあります。
デフォルトは「する」です。
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しきい値
アラート出力を「する」に指定した場合に,使用状態を監視するしきい値(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.memory.thresholdキー)を1〜100の整数で指定します。単位は「%」です。デフォルトは「80%」です。
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ファイル出力
監視結果をファイルに出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.memory.writefile.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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監視間隔
監視する間隔(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.memory.intervalキー)を1〜2147483647の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「60秒」です。
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- ファイルディスクリプタ数
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J2EEサーバが稼働するホストのOSがUNIXの場合だけ,設定が有効になります。
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アラート出力
ファイルディスクリプタの使用状況を監視して,しきい値を超えた場合にメッセージを出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.fileDescriptor.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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しきい値
アラート出力を「する」に指定した場合に,使用状態を監視するしきい値(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.fileDescriptor.thresholdキー)を1〜2147483647の整数で指定します。デフォルトは「2147483647」です。
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ファイル出力
監視結果をファイルに出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.fileDescriptor.writefile.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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監視間隔
監視する間隔(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.fileDescriptor.intervalキー)を1〜2147483647の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「60秒」です。
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- スレッド数
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アラート出力
スレッドの使用状況を監視して,しきい値を超えた場合にメッセージを出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.thread.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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しきい値
アラート出力を「する」に指定した場合に,使用状態を監視するしきい値(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.thread.thresholdキー)を1〜2147483647の整数で指定します。デフォルトは「2147483647」です。
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ファイル出力
監視結果をファイルに出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.thread.writefile.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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監視間隔
監視する間隔(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.thread.intervalキー)を1〜2147483647の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「60秒」です。
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- スレッドダンプファイル数
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アラート出力
スレッドダンプファイルのファイル数を監視して,しきい値を超えた場合にメッセージを出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.threaddump.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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上限値
J2EEサーバが障害を検知して自発的にスレッドダンプを出力する場合に,スレッドダンプファイルの個数の上限(usrconf.propertiesファイルのejbserver.server.threaddump.filenumキー)を1〜2147483647の整数で指定します。デフォルトは「256」です。
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しきい値
アラート出力を「する」に指定した場合に,使用状態を監視するしきい値(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.threaddump.thresholdキー)を1〜100の整数で指定します。単位は「%」です。デフォルトは「80%」です。
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ファイル出力
監視結果をファイルに出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.threaddump.writefile.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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監視間隔
監視する間隔(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.threaddump.intervalキー)を1〜2147483647の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「30秒」です。
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- HTTPリクエスト実行待ちキュー
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アラート出力
デフォルトの実行待ちキューの場合のHTTPリクエスト実行待ちキューを監視して,しきい値を超えた場合にメッセージを出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.defaultRequestQueue.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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しきい値
アラート出力を「する」に指定した場合に,使用状態を監視するしきい値(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.defaultRequestQueue.thresholdキー)を1〜100の整数で指定します。単位は「%」です。デフォルトは「80%」です。
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ファイル出力
監視結果をファイルに出力するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.defaultRequestQueue.writefile.enabledキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
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監視間隔
監視する間隔(usrconf.propertiesファイルのejbserver.watch.defaultRequestQueue.writefile.intervalキー)を1〜2147483647の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「30秒」です。
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- リソース枯渇監視ログファイルの設定
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- 監視対象リソース
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次の種類があります。この監視対象ごとにログファイルのサイズやファイル面数などを指定します。
なお,ファイルディスクリプタ数は,J2EEサーバが稼働するホストのOSがUNIXの場合だけ設定が有効になります。
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メモリ
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ファイルディスクリプタ数
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スレッド数
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スレッドダンプファイル数
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HTTPリクエスト実行待ちキュー
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HTTPセッション数
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コネクションプール
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- ファイルサイズ
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出力するファイル一つ当たりのサイズ(usrconf.propertiesファイルのejbserver.logger.channels.define.<チャネル名> WatchLogFile.filesizeキー)を指定します。サイズは,4キロバイト,64キロバイト,256キロバイト,512キロバイト,1メガバイト,2メガバイト,4メガバイト,16メガバイト,64メガバイトから選択できます。デフォルトは「1メガバイト」です。
ログの種類とチャネル名は次のように対応しています。
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メモリ:MemoryWatchLogFile
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ファイルディスクリプタ数:FileDescriptorWatchLogFile
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スレッド数:ThreadWatchLogFile
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スレッドダンプファイル数:ThreaddumpWatchLogFile
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HTTPリクエスト実行待ちキュー:RequestQueueWatchLogFile
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HTTPセッション数:HttpSessionWatchLogFile
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コネクションプール:ConnectionPoolWatchLogFile
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- ファイル面数
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出力するファイルの面数(usrconf.propertiesファイルのejbserver.logger.channels.define.<チャネル名> WatchLogFile.filenumキー)を指定します。面数は,1面,2面,4面,8面,16面から選択できます。デフォルトは「2面」です。
なお,usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)のチャネル名や出力されるファイル名については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。
- [適用]ボタン
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指定した情報を反映します。
- [リセット]ボタン
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指定した情報をリセットします。