1.1.3 管理できるアプリケーションとリソース
Management Serverの運用管理ポータルで管理するアプリケーションとリソースの概要を次の表に示します。
分類 |
概要 |
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EARファイル形式またはZIPファイル形式でパッケージ化されたアプリケーション,または展開ディレクトリ形式のアプリケーションです。複数のEJB-JARファイル,複数のWARファイル,および一つのDDから構成されます。 Management Serverでは,J2EEアプリケーションのアップロード,登録,運用環境へのインポート,開始,停止,削除,世代回復および稼働状況の監視が行えます。 |
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データベースやOpenTP1などのリソースに接続する場合に使用します。 Management Serverでは,サーバ管理コマンドで作成したリソースアダプタ(RARファイル)の,運用環境へのインポート,開始,停止,削除および稼働状況の監視が行えます。 |
(1) 「論理サーバのアプリケーション管理」の動作モード
アプリケーションまたはリソースを操作するには,運用管理ポータルの「論理サーバのアプリケーション管理」を使用します。「論理サーバのアプリケーション管理」には次に示す二つの動作モードがあります。
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アプリケーションとリソースの設定について,運用管理ポータルとサーバ管理コマンドの相互運用ができます。ただし,J2EEアプリケーションの履歴やバージョン管理はできません。
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J2EEアプリケーションの履歴やバージョン管理ができます。ただし,V7互換モードの場合,サーバ管理コマンドとの相互運用ができません。
運用管理ポータルとサーバ管理コマンドの相互運用ができるため,V8モードの使用をお勧めします。ただし,08-00より前のバージョンと同様に,J2EEアプリケーションの履歴やバージョン管理をしたい場合は,V7互換モードを使用してください。
デフォルトの動作モードはApplication Serverのインストール方法によって異なります。インストール方法とデフォルトの動作モードを次の表に示します。
インストール方法 |
デフォルトの動作モード |
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新規インストール |
V8モード |
アップグレードインストール |
V7互換モード |
なお,動作モードは変更できます。動作モードを変更する場合は,mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)のcom.cosminexus.mngsvr.compat.operation_appキーで設定してください。ただし,V7以前のアプリケーションサーバからアップグレードインストールした場合,com.cosminexus.mngsvr.compat.operation_appキーが存在しないため,デフォルト(true)のV7互換モードとなります。V8以降のアプリケーションサーバを新規にインストールした場合,このキーにはfalse(初期値)が設定されます。
キーの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.6 mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)」を参照してください。
- 注意事項
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動作モードの切り替えについて
アプリケーションまたはリソースアダプタをインポート操作したあとに,動作モードを切り替えた場合の注意事項を説明します。
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V7互換モードからV8モードへ切り替えた場合
V7互換モードでインポートしたJ2EEアプリケーションのバージョンや履歴を操作したり,表示したりすることはできません。J2EEサーバにインポートされている最新のJ2EEアプリケーションだけが操作および表示の対象となります。
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V8モードからV7互換モードへ切り替えた場合
V8モードでインポートしたJ2EEアプリケーションの操作および表示はできません。
なお,次の一連の操作を実行すると,アプリケーションやリソースの操作ができなくなるので実行しないでください。
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V7互換モードでアプリケーションやリソースを操作する。
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V8モードに切り替えてアプリケーションやリソースを操作する。
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再度,V7互換モードへ切り替えてアプリケーションやリソースを操作する。
V7互換モードではアプリケーションの情報がManagement Serverで管理されますが,V8モードの場合は管理されません。Management Serverは,2.のアプリケーション操作の情報を管理していないため,3.の操作を実行したときにManagement Serverの情報で相違が発生し,操作できなくなります。
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(2) アプリケーションやリソースのプロパティ設定
アプリケーションやリソースのプロパティ(属性)は,運用管理ポータルの動作モードによって設定できるかどうかが異なります。
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V8モードの場合
運用管理ポータルでは,アプリケーションのプロパティ設定はできませんが,リソースのプロパティ設定はできます。アプリケーションの詳細な設定内容(属性)は,サーバ管理コマンドを使用して設定しておく必要があります。リソースの詳細な設定内容(属性)は,運用管理ポータルの「論理サーバのアプリケーション管理」で設定できます。また,リソースの接続テストも実施できます。
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V7互換モードの場合
運用管理ポータルでは,アプリケーションやリソースのプロパティ設定はできません。アプリケーションやリソースの詳細な設定内容(属性)は,サーバ管理コマンドを使用して設定しておく必要があります。