1.2 ほかのプログラムとの連携
Management Serverを利用しているシステムでは,次に示すプログラムと連携した運用を実現できます。
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Management Serverを利用しているシステムは,JP1と連携することで,アプリケーションサーバ以外のシステムも含めた業務システム全体を一括管理できるようになります。業務システム全体の一括管理には,JP1の集中監視,運用の自動化,稼働状況の分析などの機能を使用します。JP1と連携することで実現できる機能および機能の設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「12. JP1と連携したシステムの運用」を参照してください。
なお,JP1/IMと連携する場合に,JP1/IMの統合コンソールまたは統合スコープから,運用管理ポータルを表示できます。設定方法については,「付録F JP1/IMから運用管理ポータルを表示するための設定(Windowsの場合)」を参照してください。
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Management Serverを利用しているシステムは,クラスタソフトウェアと連携することで,プロセス監視,障害発生時の系切り替えなどの機能を使用して,Application Serverの稼働率を向上できます。連携できるクラスタソフトウェアは,Windows Server Failover Cluster(Windowsの場合),またはHAモニタ(AIXまたはLinuxの場合)です。クラスタソフトウェアと連携することで実現できる機能および機能の設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「15. クラスタソフトウェアとの連携」を参照してください。
また,運用管理ポータルを使用して構築したシステムで,Smart Composer機能のコマンド(cmx_export_model)を実行すると,運用管理ポータルで構築済みのシステムの定義内容を,簡易構築定義ファイルの形式(free-tier)で出力できます。出力した簡易構築定義ファイルを使用して,Smart Composer機能のコマンドを実行すると,同じ定義内容のシステムをほかの環境に構築できます。Smart Composer機能のコマンドを使用した構築済みのシステムの移行手順については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.4 構成・定義情報を出力してほかのホストにシステム環境を移行するシステムの運用」を参照してください。