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TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド


11.1 障害が発生した場合に取得および退避するトラブルシュート情報

TPBrokerがバンドルするVisiBrokerでは,トラブルシュート用に次の情報を取得しています。

障害が発生した場合は,VisiBrokerが取得するこれらの情報を退避してください。各トラブルシュート情報の取得先を次に示します。

モジュールトレース

(Windows)

%VBROKER_ADM%¥..¥log¥mdltrcまたは%VBROKER_ADM%¥..¥logj¥mdltrc

(Unix)

${VBROKER_ADM}/../log/mdltrcまたは${VBROKER_ADM}/../logj/mdltrc

エラーログ

(Windows)

%VBROKER_ADM%¥..¥logj

(Unix)

${VBROKER_ADM}/../logj

通信トレース

(Windows)

%VBROKER_ADM%¥..¥log¥comtrcまたは%VBROKER_ADM%¥..¥logj¥comtrc

(Unix)

${VBROKER_ADM}/../log/comtrcまたは${VBROKER_ADM}/../logj/comtrc

注※

モジュールトレース,通信トレースについては,取得前に,それぞれのディレクトリ下のファイルに次のコマンドを実行してください。

hmapfsync *.dat

また,次の二つの出力結果もあわせて取得し,退避してください。

(Windows)

%TPDIR%¥bin¥vbver.exe %TPDIR%¥bin¥orb_r.dll

%TPDIR%¥bin¥vbver.exe %TPDIR%¥lib¥vbjorb.jar

(Unix)

${TPDIR}/bin/vbver ${TPDIR}/bin/liborb_r.*

${TPDIR}/bin/vbver ${TPDIR}/lib/vbjorb.jar

なお,HVI_TRACEPATH環境変数を設定して,トラブルシュートファイルの出力ディレクトリを変更している場合は,変更先のディレクトリにあるすべてのトレースファイルを退避してください。