10.1　Cosminexus TPBroker 05-24とTPBroker Version 3を接続させる場合の注意事項

Cosminexus TPBroker 05-24とTPBroker Version 3を接続させる場合，引数および戻り値のデータ型によって問題が発生します。次の表に，引数および戻り値のデータ型ごとに発生する現象，回避策を示します。

表10‒1　データ型と現象・回避策
項番	引数や戻り値のデータ	発生する現象	回避策
1	wchar，wstring	文字化け	次のどちらかの対処をしてください。 sequence<octet>を使用し，アプリケーションで使用する文字コードを統一する（推奨）。 wstringまたはwcharを使用し，アプリケーションで使用する文字コードをUTF-16にする。
2	sequence<any>に構造型(enum，struct，union，sequence，array)を複数設定したデータ	MARSHAL例外	TPBroker for C++ V3のアプリケーションを起動する場合 -ORBtypecodebounds 1を指定する。 TPBroker for Java V3のアプリケーションを起動する場合 -DORBtypecodeBounds=trueを指定する。