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TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド


6.4.4 待機系でのTPBrokerの移行(HACMP)

TPBrokerのバージョンアップなどで,TPBrokerが動作していない系のTPBrokerを入れ替える手順について説明します。

TPBrokerを入れ替えるには,OTS機能を正常停止させる必要があります。次の手順に従ってください。

  1. OTS機能を停止します。

    -iオプションを指定してadmstopprcコマンドを実行することで,OTS機能を正常停止させます。

  2. 計画的に系を切り替えます。

    切り替えた先の系でOTS機能を起動してもかまいません。

  3. ADM機能をアンセットアップします。

  4. TPBrokerを入れ替えます。

  5. OTS機能で使用するリソースマネージャを登録します。

    コマンドの実行例を示します。

    tslnkrm -nlm

    -fオプションは指定しないでください。

  6. ADM機能をセットアップします。

  7. 計画的に系を切り替えます

    セットアップした環境に戻します。

  8. OTS機能を開始します。

    同様にすべての系のTPBrokerを入れ替え,すべての系のTPBrokerのバージョンを同一にしてください。