tslsfs(TPBrokerファイルシステムの内容表示(UNIX))
形式
tslsfs [-H] [-L] [ -t|-u ] TPBrokerファイルシステム領域名[/TPBrokerファイル名]
tslsfs [-x] TPBrokerファイルシステム領域名[/TPBrokerファイル名]
機能
TPBrokerファイルシステムの内容を標準出力に出力します。
コマンド引数にTPBrokerファイルシステム領域名だけを指定した場合は,指定したTPBrokerファイルシステム内にあるすべてのTPBrokerファイルの内容をアルファベット順で出力します。TPBrokerファイル名も指定した場合は,指定したTPBrokerファイルの内容を出力します。
なお,これはUNIX版だけに提供されるコマンドです。
オプション
-H
表示する情報にヘッダが付けられ,ファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示されます。
-L
ファイルのロック状態が,ファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示されます。
-t
最終更新日時が最近のものから順に,TPBrokerファイルシステムの内容が表示されます。
-Hオプションまたは-Lオプションと,-tオプションを同時に指定した場合,表示内容の順序は,-tオプションの指定が有効になります。
-u
最終アクセス日時が最近のものから順に,TPBrokerファイルシステムの内容が表示されます。
-Hオプションまたは-Lオプションと,-uオプションを同時に指定した場合,表示内容の順序は,-uオプションの指定が有効になります。
-x
ファイル名だけがアルファベット順に,横方向に表示されます。
以上のオプションを省略した場合は,TPBrokerファイルシステムの内容がファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示されます。
引数
TPBrokerファイルシステム領域名
〜<パス名>
TPBrokerファイルシステムがあるキャラクタ型スペシャルファイル名を指定します。
TPBrokerファイル名
TPBrokerファイル名を指定します。
表示形式
-
-Hオプションを指定した場合
MODE UID GID RSIZE RNUM TIME FILE aabbcc dd...dd ee...ee ffff ggggg hh...hh ii...ii
-
-Hオプションと-Lオプションを指定した場合
MODE UID GID PID L TIME FILE aabbcc dd...dd ee...ee pppp q hh...hh ii...ii
- (凡例)
-
aa:所有者に対するアクセス権です。
r:読み込み権があります。
w:書き込み権があります。
-:読み込み権,および書き込み権がありません。
bb:グループに対するアクセス権です。
r:読み込み権があります。
w:書き込み権があります。
-:読み込み権,および書き込み権がありません。
cc:他者に対するアクセス権です。
r:読み込み権があります。
w:書き込み権があります。
-:読み込み権,および書き込み権がありません。
dd...dd:所有者名(9文字以内)です。
ee...ee:所有者のグループ名(9文字以内)です。
ffff:レコード長です。
ggggg:レコード数です。
hh...hh:最終更新日時です。「時:分△月△日△年」の形式で出力されます。
ii...ii:TPBrokerファイル名です。
pppp:ロックを掛けているプロセスのプロセスIDです。ロックが掛けられていない場合は,-が表示されます。
q:ロック状態の識別フラグです。
E:占有ロックが掛けられています。
S:共有ロックが掛けられています。
-:ロックが掛けられていません。