Hitachi

TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド


trnctxsv(トランザクションコンテキストサーバの起動(Java))

〈このページの構成〉

形式

trnctxsv [-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=ポート番号] [-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.dispatcher.threadStackSize=スレッドスタックサイズ] [-Dvbroker.orb.isNTService=true]

機能

トランザクションコンテキストサーバを起動し,トランザクションコンテキストサービスを開始します。Javaアプリケーションを実行する前に,トランザクションコンテキストサーバを起動しておく必要があります。

障害対策のため,TPBrokerの運用支援機能から起動することをお勧めします。

このコマンドは,tsstartコマンドでトランザクションサービスを開始させたときだけ使用できます。admstartコマンドで開始したTPBrokerでは使用できません。

オプション

-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=ポート番号

TCSが使用するTCPポート番号を指定します。ポート番号を固定したい場合に指定してください。このオプションを指定しない場合は,OSによって自動的に割り当てられたポート番号を使用します。

-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.dispatcher.threadStackSize=スレッドスタックサイズ

TCSのスレッドスタックサイズを指定します。このオプションを指定しない場合は,適切なスレッドスタックサイズを使用します。このオプションは,通常は指定する必要はありません。

-Dvbroker.orb.isNTService=true

Windowsのログオフ時にTCSプロセスが停止しません。このオプションを指定しない場合は,Windowsのログオフ時にTCSプロセスが停止します。運用支援機能などでWindowsサービスとしてTCSを運用する場合は,このオプションを指定してください。

このオプションはWindows版だけに有効です。

表示形式

prompt> trnctxsv
KFCB32201-I TransactionContextServer has started. pid=37106

注意事項