admlsprc(監視対象プロセスの情報の表示)
形式
admlsprc [-l]
機能
ADMデーモンが監視しているプロセスについての情報を表示します。
プロセスに関する情報を次に示します。
- 識別子
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監視中のプロセスを識別するための識別子です。プロセス監視定義ファイルに設定したプロセスの場合は,プロセス監視定義ファイル中に指定された識別子を指定します。動的にプロセス監視に参加したプロセスの場合は任意に割り当てられます。
- パス名
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現在監視中のプロセスのパス名またはプロセス名です。
- プロセスID
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現在監視中のプロセスのプロセスIDです。
- 監視種別
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プロセス監視定義ファイルに設定されたプロセスか,動的に参加したプロセスかを表します。
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CONF_A
プロセス監視定義ファイルに設定されたプロセス(直接起動方式)
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CONF_B
プロセス監視定義ファイルに設定されたプロセス(間接起動方式)
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DYNA_A
APIを使用して動的にプロセス監視に参加したプロセス
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DYNA_B
admstartprcコマンドを使用して動的にプロセス監視に参加したプロセス
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- 監視時間
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監視開始からこのコマンド入力時までの監視時間です。「時:分:秒」の形式で表示されます。
オプション
-l
上記に示したプロセス情報がすべて表示されます。このオプションを省略した場合は,識別子だけが表示されます。
表示形式
prompt> admlsprc -l ID FILE PID KIND TIME -------------------------------------------------------------- OSAG /TPBroker/bin/osagent.exe -c 122 CONF_A 1:01:40 0001 otsd 123 CONF_B 1:01:40 TOTAL 2 prompt> admlsprc OSAG 0001 TOTAL 2
注意事項
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このコマンドは,ADMのデーモンがコマンド受信可能状態の場合に有効です。プロセス監視定義ファイルの設定によって,デーモンプロセスがコマンド受信可能状態になるまでに時間が掛かる場合があります。
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ADMデーモンが稼働していない場合は,このコマンドはメッセージを出力して終了します。
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UNIX版の場合,間接起動方式で起動または監視したプロセスのプロセス名をこのコマンドで表示させると,プロセス名の長さが実際のプロセスよりも短く表示されます。AIXでは最大32文字,Linuxでは最大15文字です。