2.2.2 オプションの環境変数
Cosminexus TPBrokerの場合,オプションの環境変数は不要です。
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TPBrokerの運用支援機能の情報(システムステータスファイル)を格納するディレクトリ,またはキャラクタ型スペシャルファイルを指定します。
admsetupコマンドに-cオプションを付けて実行したときに,この環境変数に設定されているディレクトリが生成されます。
キャラクタ型スペシャルファイルを指定する場合は,あらかじめtsmkfsコマンドでTPBrokerファイルシステムを作成しておく必要があります。TPBrokerファイルシステムについては「7.6 TPBrokerファイルシステム(UNIX)」を参照してください。
この環境変数が設定されていない場合は,環境変数ADMSPOOLに指定したディレクトリが使用されます。
同一ノード内に複数のTPBrokerの運用支援機能の実行環境を登録する場合は,それぞれの環境で異なるディレクトリを環境変数ADMFSに指定してください。また,環境変数TPFSおよび環境変数TPSPOOLと異なる値にしてください。
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TPBrokerの運用支援機能の情報を格納するディレクトリを指定します。
admsetupコマンドに-cオプションを付けて実行したときに,この環境変数に指定されているディレクトリが生成されます。
この環境変数が設定されていない場合は,$TPDIR/spoolが使用されます。
同一ノード内に複数のTPBrokerの運用支援機能の実行環境を登録する場合は,それぞれの環境で異なるディレクトリを環境変数ADMSPOOLに指定してください。また,環境変数TPFSおよび環境変数TPSPOOLと異なる値にしてください。
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トランザクショントレース情報を格納するディレクトリを指定します。
tssetupコマンドを実行したときに,この環境変数に指定されているディレクトリが生成されます。
この環境変数が設定されていない場合は,環境変数TPSPOOLに指定したディレクトリが使用されます。
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トランザクションのステータスファイルを格納するディレクトリ,またはキャラクタ型スペシャルファイルを指定します。
キャラクタ型スペシャルファイルを指定する場合は,あらかじめtsmkfsコマンドでTPBrokerファイルシステムを作成しておく必要があります。TPBrokerファイルシステムについては,「7.6 TPBrokerファイルシステム(UNIX)」を参照してください。
この環境変数が設定されていない場合は,環境変数TPSPOOLに指定したディレクトリが使用されます。
同一ノード内に複数のOTS実行環境を起動する場合は,それぞれの環境で異なるディレクトリを環境変数TPFSに指定してください。また,環境変数ADMFSおよび環境変数ADMSPOOLと異なる値にしてください。
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アプリケーションプログラムおよび決着プロセスが使用するリソースマネージャを識別するための定義キーの名称を指定します。設定内容の詳細は「8.3.3 リソースマネージャ定義(C++)」を参照してください。
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TPBroker稼働情報などを格納するディレクトリを指定します。tssetupコマンドを実行したときに,この環境変数に設定されているディレクトリが生成されます。
この環境変数が設定されていない場合は,$TPDIR/otsspoolが使用されます。同一ノード内に複数の運用支援機能の実行環境,または複数のOTS実行環境を起動する場合は,それぞれの環境で異なるディレクトリを環境変数TPSPOOLに指定してください。また,環境変数ADMFSおよび環境変数ADMSPOOLと異なる値にしてください。
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〜((1〜255))<<32>>(単位:トレース)
一つのスレッドで格納できるAPIトレース数を指定します。この値を超える回数のAPIが同一スレッドから発行された場合は,古いAPIトレースから上書きされます。無効な値を指定した場合は,デフォルト値が適用されます。ただし,tx_infoおよびget_transaction_nameオペレーションを発行した場合は,取得情報が通常よりも多くなるため,格納できるAPIトレース数が指定値よりも少なくなります。
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APIトレースを取得するかどうかを指定します。APIトレースを取得するには,任意の値(例えば1)を指定します。
この環境変数が設定されていない場合は,APIトレースは取得されません。