Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
ファイルイベント受付が監視するフォルダの設定について,次に示します。
監視フォルダのパスは,HCSCサーバランタイム定義ファイルのfileevent-reception.monitored-folderプロパティで設定できます。
デフォルトの監視フォルダは,製品のインストール時に作成される次のフォルダです。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>/CSC/spool/fileevent |
デフォルト以外のフォルダを使用する場合は,監視フォルダとするフォルダを作成し,その絶対パスをHCSCサーバランタイム定義ファイルのfileevent-reception.monitored-folderプロパティに設定してください。
共通フォルダは,HCSCサーバランタイム定義ファイルのcommon-folder-<共通フォルダ定義名>プロパティで指定します。指定しない場合は,デフォルトの設定値のフォルダを共通フォルダとして使用します。
デフォルト以外のフォルダを使用する場合は,共通フォルダを作成する必要があります。この場合,HCSCサーバランタイム定義ファイルのcommon-folder-<共通フォルダ定義名>プロパティで設定してください。また,取得対象ファイルの格納場所を指定するために,共通フォルダ定義名をファイルイベント受付定義ファイルのurecp-fileevent.common-folder.definition-nameプロパティに設定する必要があります。
共通フォルダ定義名を指定する例を次の図に示します。
図9-9 共通フォルダ定義名の設定の例
サブフォルダは,監視対象のフォルダの配下に指定できます。監視対象のフォルダの配下にサブフォルダを手動で作成し,ファイルイベント受付定義ファイルのurecp-fileevent.sub-folderプロパティでサブフォルダのパスを設定してください。
なお,監視フォルダを監視する場合,監視フォルダ配下のフォルダ構成と共通フォルダ配下のフォルダ構成を一致させる必要があります。監視フォルダ配下にあるサブフォルダと同名のサブフォルダを,共通フォルダ配下に作成してください。
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