Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
繰り返しでは,ビジネスプロセスの中で,指定した条件で処理を繰り返すこと(ループ処理)ができます。
繰り返し処理の中には,1つまたは複数のアクティビティを配置します。
繰り返し処理の方式には次の2つがあります。
繰り返し条件設定方式の場合,繰り返しの判定は,前判定になります。判定結果が真の場合は繰り返しを続け,偽の場合は繰り返しから抜けて次の処理へ遷移します。
繰り返し条件設定方式の場合の,ビジネスプロセスでの繰り返しの流れを次の図に示します。
図3-6 ビジネスプロセスでの繰り返し(繰り返し条件設定方式の場合)
繰り返しリスト指定方式の場合,繰り返し要素を定義した変数を基に繰り返しリストが生成されます。繰り返しリストに含まれるノードの数の分だけ,処理が繰り返し実行されます。
繰り返しリスト指定方式の場合の,ビジネスプロセスでの繰り返しの流れについては,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「5.6.13 繰り返しアクティビティ」を参照してください。
繰り返しアクティビティを使用します。
繰り返しの判定に用いる条件式,または繰り返し要素を定義した変数の要素のパスは,XML電文などの変数に対してXPathで指定します。
繰り返し条件設定方式と繰り返しリスト指定方式のどちらの方式を使用するかは,繰り返しアクティビティダイアログで設定します。
繰り返し処理で無限ループに陥ることを避けるために,繰り返しの回数の最大値を指定することができます。ただし,繰り返し回数の最大値に達した場合,ビジネスプロセスはエラーになります。
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