Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
分岐では,ビジネスプロセスの中で,条件の判定結果によって処理を分岐して実行することができます。分岐先の処理の中には,1つまたは複数のアクティビティを配置します。
ビジネスプロセスでの分岐の流れを次の図に示します。
図3-7 ビジネスプロセスでの分岐
分岐の開始個所には分岐開始アクティビティを使用し,終了個所には分岐終了アクティビティを使用します。分岐先は,複数(2つ以上)設定できます。
分岐の判定に用いる条件式は,XML電文などの変数に対してXPathで指定します。この条件式を基に,それぞれの遷移先のアクティビティを指定します。
なお,分岐開始アクティビティと,対応する分岐終了アクティビティの間には,1つ以上のアクティビティを設定する必要があります。そのため,片方の分岐先で処理を何もしないで次へ遷移するようにしたい場合は,無操作アクティビティを配置します。
片方の分岐先で処理を何もしないで次へ遷移するようにしたい場合のアクティビティの配置例を次の図に示します。
図3-8 片方の分岐先で処理を何もしないで次へ遷移するようしたい場合のアクティビティの配置例
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