Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説
Webサービス(SOAP通信)の場合,要求電文および応答電文としてやり取りしているSOAPメッセージは,ヘッダ(SOAPヘッダ)とボディ(SOAPボディ)で構成されています。SOAPヘッダにはメッセージの付加的な情報(識別情報など)が含まれ,SOAPボディにはメッセージ本体が含まれています。
SOAPメッセージの構成例を次の図に示します。
図2-20 SOAPメッセージの構成例
SOAPメッセージの場合,要求電文のヘッダ情報とボディ情報は,業務処理で利用できるようにビジネスプロセスの変数に割り当てられます。また,応答電文として返されるときは,変数から再びヘッダ情報とボディ情報を生成します。
SOAPメッセージとビジネスプロセスの関係を次の図に示します。
図2-21 SOAPメッセージとビジネスプロセスの関係
図中の1.〜5.について説明します。
SOAPメッセージの場合,ユーザ電文トレースデータにはユーザ電文に含まれる次の情報が出力されます。
なお,soap:Header要素が存在しない場合は,soap:Body要素の子要素だけが情報として出力されます。
また,次の場合は動作が保証されませんので,要求電文を作成するときに注意が必要です。
soap:Header要素およびsoap:Body要素については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「2.6.1 Webサービスを利用したサービス部品の適用範囲」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2019, Hitachi, Ltd.