Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
HTTP受付の運用中に出力される障害情報の種類について説明します。HTTP受付に関する障害情報には次の種類があります。
ここでは,HTTP受付の実行時にサービスプラットフォームが出力するログおよびトレースの取得方法,出力形式,出力先などについて説明します。
HTTP受付のメッセージログは,サービスプラットフォームが出力するメッセージログのうち,J2EEサーバの稼働ログを出力します。
メッセージログの出力内容については,マニュアル「サービスプラットフォーム メッセージ」の「2.6 KDEC80400〜KDEC80499のメッセージ」を参照してください。
メッセージログの出力内容や出力先については,「7.4.1 メッセージログ」を参照してください。
HTTP受付のメソッドトレースは,サービスプラットフォームが出力するメソッドトレースの仕様に従います。
メソッドトレースの出力内容および出力先については,「7.4.6(3) メソッドトレース」を参照してください。
HTTP受付での性能解析トレースについて説明します。性能解析トレース(PRFトレース機能)は,Performance Tracerを使用して,サービスリクエスタからの要求受付からサービス実行結果が返却されるまでの逐次プロセスの任意の時点で,性能分析情報を出力します。これによって,システム全体の性能を検証できます。
なお,性能解析トレースを取得するには設定が必要です。設定の詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「7. 性能解析トレースを使用した性能解析」を参照してください。
性能解析トレースファイルに出力される形式は,アプリケーションサーバの性能解析トレースと同様です。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「7.3 Management Serverを利用した性能解析トレースファイルの収集」を参照してください。
性能解析トレースファイルに出力される内容を次の表に示します。
表7-169 性能解析トレースファイルに出力される内容(HTTP受付)
項目 | 内容 |
---|---|
イベントID | 取得ポイントのイベントIDが出力されます。 取得ポイントの詳細は,「(c) 性能解析トレースの取得ポイント」を参照してください。 |
リターンコード | 取得ポイント種別が出力されます。
|
インターフェース名 | クラス名が出力されます。 |
オペレーション名 | メソッド名が出力されます。 |
オプション情報 | 次のオプション情報だけが出力されます。
|
性能解析トレースの取得ポイントを次の図に示します。
図7-138 性能解析トレースの取得ポイント(HTTP受付)
イベントID,トレース取得ポイント,および性能解析トレース取得レベルを次の表に示します。表の「図中の番号」は,図中の番号と対応しています。
表7-170 性能解析トレースの取得ポイント(HTTP受付)
イベントID | 図中の番号 | トレース取得ポイント | レベル |
---|---|---|---|
0x9880 | 1 | HTTP受付の入口 | A |
0x9882 | 2 | カスタム受付フレームワークの呼び出し口 | A |
0x9883 | 3 | カスタム受付フレームワークの応答受信口 | A |
0x9881 | 4 | HTTP受付の出口 | A |
0x9884 | 5 | 作業フォルダ削除前※ | A |
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