Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編
FTPアダプタの定義方法について説明します。
FTPアダプタの電文フォーマットの定義ファイルはサービスプラットフォームが提供するスキーマを使用します。そのため,電文フォーマットの定義ファイルの作成は不要です。
FTPアダプタで使用する電文フォーマットの内容について説明します。
ファイルの格納場所は「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-adapter\FTP\schema」です。
FTPアダプタの要求電文フォーマットを,オペレーションごとに説明します。
表3-57 要求電文フォーマット(PUTオペレーション)
タグ名 | 出現回数※1 | 説明 | ||
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<request> | 1回 | − | ||
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<host-ipaddr> | 0または1回 | 接続するFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名です。
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<host-con-port> | 0または1回 | FTPサーバの制御コネクション用ポート番号です。
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<file-name-charset> | 0または1回 | FTPサーバとの制御コネクションで,情報(ファイル名など)を送受信するときに使用する文字セットの名称を示すタグです。指定値は次のどちらかです。 UTF-8:文字セットに「UTF-8」を使用します。 MS932:文字セットに「MS932」を使用します。
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<ftps> | 0または1回 | FTPSに関する設定を示すタグです。タグがない場合,FTPSに関するすべての設定はFTPアダプタ実行環境プロパティファイルの値が有効となります。 | ||
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<ftps-enable> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:FTPサーバとの接続にFTPSを使用します。 false:FTPサーバとの接続に通常のFTPを使用します。※2 FTPSを使用する場合,制御コネクションおよびデータコネクションの通信は暗号化されます。ただし,接続先のFTPサーバがFTPSによる接続をサポートしている必要があります。「true」を指定した場合でも,データコネクションの通信の暗号化が設定されていないときは,データコネクションの通信も暗号化されません。
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<ftps-protocol-name> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,使用するセキュリティ通信用のプロトコルを示すタグです。指定値は次のどちらかです。 TLS:セキュリティ通信用のプロトコルにTLSを使用します。 SSL:セキュリティ通信用のプロトコルにSSLを使用します。
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<ftps-implicit-mode> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,FTPSのImplicitモードを使用するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:Implicitモードを使用します。 false:Explicitモードを使用します。※2
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<ftps-data-con-secure> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,データコネクションの通信を暗号化するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:データコネクションの通信を暗号化します。 false:データコネクションの通信を暗号化しません。
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<ftps-server-authentication> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,サーバ認証をするかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:サーバ認証をします。 false:サーバ認証をしません。
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<ftp-user>※3 | 0または1回 | 接続するFTPサーバのログインユーザ名を示すタグです。USERコマンドの引数として使用します。このタグに指定するログインユーザには,ファイル操作を実行できる権限が与えられている必要があります。 FTPアダプタ実行環境プロパティファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。
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<ftp-acct>※3 | 0または1回 | 接続するFTPサーバの課金情報を示すタグです。 FTPアダプタアカウント定義ファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。
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<ftp-type> | 0または1回 | 転送するデータタイプ(伝送モード)を示すタグです。TYPEコマンドの引数として使用します。FTPアダプタ実行環境プロパティファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。 指定値は次のどちらかです。 A:ASCII形式で転送します。 I:バイナリ形式で転送します。
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<ftp-mode> | 0または1回 | 転送モード(圧縮モード)を示すタグです。MODEコマンドの引数として使用します。FTPアダプタ実行環境プロパティファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。 指定値は次のどちらかです。 S:ファイルを圧縮しないで伝送します。 C:ファイルを圧縮して伝送します。
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<pasvport> | 0または1回 | データコネクションの接続モードを示すタグです。 指定値は次のどちらかです。 PASV:PASVモードでデータコネクションを設定します。 PORT:PORTモードでデータコネクションを設定します。
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<file-size-check> | 0または1回 | 送信側と受信側で,転送されたファイルのサイズが正しいかどうか確認する機能を,実行するかどうかを指定するタグです。 指定値は次のどちらかです。 true:ファイルサイズを確認します。 false:ファイルサイズを確認しません。
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<transfer-type> | 1回 | 転送種別を示すタグです。次のどちらかを設定します。 STOR:ファイルの上書き APPE:ファイルへの情報追加
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<request-id> | 0または1回 | 受付で作成したリクエストIDを示すタグです。
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<local-folder> | 1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。
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<local-file-name> | 1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。
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<remote-path>※5 | 1回 | リモートパス名(FTPサーバに転送するときの転送先パス名)を示すタグです。
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<ftp-commands-before> | 0または1回 | ファイル転送前に実行するFTPコマンドとその引数を示すタグです。※6 複数のコマンドを実行する場合は,実行する順番にセミコロン(;)で区切って設定します(例:MKD transdir;CWD transdir)。
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<ftp-commands-after> | 0または1回 | ファイル転送後に実行するFTPコマンドとその引数を示すタグです。※6 複数のコマンドを実行する場合は,実行する順番にセミコロン(;)で区切って設定します(例:RNFR oldfile.txt;RNTO newfile.txt)。
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表3-58 要求電文フォーマット(GETオペレーション)
タグ名 | 出現回数※1 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
<request> | 1回 | − | ||
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<host-ipaddr> | 0または1回 | 接続するFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名です。
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<host-con-port> | 0または1回 | FTPサーバの制御コネクション用ポート番号です。
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||
<file-name-charset> | 0または1回 | FTPサーバとの制御コネクションで,情報(ファイル名など)を送受信するときに使用する文字セットの名称を示すタグです。指定値は次のどちらかです。 UTF-8:文字セットに「UTF-8」を使用します。 MS932:文字セットに「MS932」を使用します。
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<ftps> | 0または1回 | FTPSに関する設定を示すタグです。タグがない場合,FTPSに関するすべての設定はFTPアダプタ実行環境プロパティファイルの値が有効となります。 | ||
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<ftps-enable> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:FTPサーバとの接続にFTPSを使用します。 false:FTPサーバとの接続に通常のFTPを使用します。※2 FTPSを使用する場合,制御コネクションおよびデータコネクションの通信は暗号化されます。ただし,接続先のFTPサーバがFTPSによる接続をサポートしている必要があります。「true」を指定した場合でも,データコネクションの通信の暗号化が設定されていないときは,データコネクションの通信も暗号化されません。
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<ftps-protocol-name> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,使用するセキュリティ通信用のプロトコルを示すタグです。指定値は次のどちらかです。 TLS:セキュリティ通信用のプロトコルにTLSを使用します。 SSL:セキュリティ通信用のプロトコルにSSLを使用します。
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<ftps-implicit-mode> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,FTPSのImplicitモードを使用するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:Implicitモードを使用します。 false:Explicitモードを使用します。※2
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<ftps-data-con-secure> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,データコネクションの通信を暗号化するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:データコネクションの通信を暗号化します。 false:データコネクションの通信を暗号化しません。
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<ftps-server-authentication> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,サーバ認証をするかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:サーバ認証をします。 false:サーバ認証をしません。
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<ftp-user>※3 | 0または1回 | 接続するFTPサーバのログインユーザ名を示すタグです。USERコマンドの引数として使用します。このタグに指定するログインユーザには,ファイル操作を実行できる権限が与えられている必要があります。 FTPアダプタ実行環境プロパティファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。
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<ftp-acct>※3 | 0または1回 | 接続するFTPサーバの課金情報を示すタグです。FTPアダプタアカウント定義ファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。
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<ftp-type> | 0または1回 | 転送するデータタイプ(伝送モード)を示すタグです。TYPEコマンドの引数として使用します。FTPアダプタ実行環境プロパティファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。 指定値は次のどちらかです。 A:ASCII形式で転送します。 I:バイナリ形式で転送します。
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<ftp-mode> | 0または1回 | 転送モード(圧縮モード)を示すタグです。MODEコマンドの引数として使用します。FTPアダプタ実行環境プロパティファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。 指定値は次のどちらかです。 S:ファイルを圧縮しないで伝送します。 C:ファイルを圧縮して伝送します。
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<pasvport> | 0または1回 | データコネクションの接続モードを示すタグです。 指定値は次のどちらかです。 PASV:PASVモードでデータコネクションを設定します。 PORT:PORTモードでデータコネクションを設定します。
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<file-size-check> | 0または1回 | 送信側と受信側で,転送されたファイルのサイズが正しいかどうか確認する機能を,実行するかどうかを指定するタグです。 指定値は次のどちらかです。 true:ファイルサイズを確認します。 false:ファイルサイズを確認しません。
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<request-id> | 0または1回 | 受付で作成したリクエストIDを示すタグです。
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<local-folder> | 1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。
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<local-file-name> | 0または1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。
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<remote-path>※5 | 1回 | リモートパス名(FTPサーバ上にある取得対象パス名)を示すタグです。
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<ftp-commands-before>※6 | 0または1回 | ファイル転送前に実行するFTPコマンドとその引数を示すタグです。 複数のコマンドを実行する場合は,実行する順番にセミコロン(;)で区切って設定します。(例:MKD transdir;CWD transdir)
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<ftp-commands-after>※6 | 0または1回 | ファイル転送後に実行するFTPコマンドとその引数を示すタグです。 複数のコマンドを実行する場合は,実行する順番にセミコロン(;)で区切って設定します。(例:RNFR oldfile.txt;RNTO newfile.txt)
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表3-59 要求電文フォーマット(GETINFOオペレーション)
タグ名 | 出現回数※1 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
<request> | 1回 | − | ||
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<host-ipaddr> | 0または1回 | 接続するFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名です。
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<host-con-port> | 0または1回 | FTPサーバの制御コネクション用ポート番号です。
|
||
<file-name-charset> | 0または1回 | FTPサーバとの間の制御コネクションで,次に示す情報を送受信するときに使用する文字セットの名称を示すタグです。
UTF-8:文字セットに「UTF-8」を使用します。 MS932:文字セットに「MS932」を使用します。
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<ftps> | 0または1回 | FTPSに関する設定を示すタグです。タグがない場合,FTPSに関するすべての設定はFTPアダプタ実行環境プロパティファイルの値が有効となります。 | ||
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<ftps-enable> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:FTPサーバとの接続にFTPSを使用します。 false:FTPサーバとの接続に通常のFTPを使用します。※2 FTPSを使用する場合,制御コネクションおよびデータコネクションの通信は暗号化されます。ただし,接続先のFTPサーバがFTPSによる接続をサポートしている必要があります。「true」を指定した場合でも,データコネクションの通信の暗号化が設定されていないときは,データコネクションの通信も暗号化されません。
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<ftps-protocol-name> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,使用するセキュリティ通信用のプロトコルを示すタグです。指定値は次のどちらかです。 TLS:セキュリティ通信用のプロトコルにTLSを使用します。 SSL:セキュリティ通信用のプロトコルにSSLを使用します。
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<ftps-implicit-mode> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,FTPSのImplicitモードを使用するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:Implicitモードを使用します。 false:Explicitモードを使用します。※2
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<ftps-data-con-secure> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,データコネクションの通信を暗号化するかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:データコネクションの通信を暗号化します。 false:データコネクションの通信を暗号化しません。
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<ftps-server-authentication> | 0または1回 | FTPサーバとの接続にFTPSを使用する場合に,サーバ認証をするかどうかを指定するタグです。指定値は次のどちらかです。 true:サーバ認証をします。 false:サーバ認証をしません。
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<ftp-user>※3 | 0または1回 | 接続するFTPサーバのログインユーザ名を示すタグです。USERコマンドの引数として使用します。ログインユーザ名は80文字以内で指定してください。このタグに指定するログインユーザには,ファイル操作を実行できる権限が与えられている必要があります。 FTPアダプタ実行環境プロパティファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。
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<ftp-acct>※3 | 0または1回 | 接続するFTPサーバの課金情報を示すタグです。FTPアダプタアカウント定義ファイルに重複して設定されている場合,要求電文の値が有効になります。
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<pasvport> | 0または1回 | データコネクションの接続モードを示すタグです。 指定値は次のどちらかです。 PASV:PASVモードでデータコネクションを設定します。 PORT:PORTモードでデータコネクションを設定します。
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<getinfo-type> | 1回 | 接続するFTPサーバから取得する情報の取得種別を示すタグです。 設定値は次のどちらかです。 LIST:LISTコマンドを実行し,ファイル情報の一覧を取得します。 NLST:NLSTコマンドを実行し,ファイル名の一覧を取得します。
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<getinfo-option> | 0または1回 | 接続するFTPサーバから取得する情報の取得オプションを示すタグです。<getinfo-type>で指定したコマンドを実行するときに指定するオプションです。
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<getinfo-path> | 0または1回 | 接続するFTPサーバから取得する情報の取得パスを示すタグです。<getinfo-type>で指定したコマンドを実行するときに指定するパスです。
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<request-id> | 0または1回 | FTP受付で作成したリクエストIDを示すタグです。※5
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<local-folder> | 0または1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。※5
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<local-file-name> | 0または1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。※5
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<ftp-commands-before>※4 | 0または1回 | リストコマンド実行前に実行するFTPコマンドとその引数を示すタグです。 複数のコマンドを実行する場合は,実行する順番にセミコロン(;)で区切って設定します(例:MKD transdir;CWD transdir)。
|
||
<ftp-commands-after>※4 | 0または1回 | リストコマンド実行後に実行するFTPコマンドとその引数を示すタグです。 複数のコマンドを実行する場合は,実行する順番にセミコロン(;)で区切って設定します(例:RNFR oldfile.txt;RNTO newfile.txt)。
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表3-60 応答電文フォーマット(PUTオペレーション)
タグ名 | 出現回数 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
<response> | 1回 | − | ||
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<local-folder> | 1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。 作業フォルダを利用した場合,属性に「common="false"」が設定されます。値には空白が設定されます。 共通フォルダを利用した場合,属性に「common="true"」が設定されます。値には,要求電文の<local-folder>タグで指定された共通フォルダ定義名が設定されます。 |
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<local-file-name> | 1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。 要求電文の<local-file-name>で指定した値が設定されます。 |
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<command-info> | 1回以上 | − | ||
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<command> | 1回 | FTPアダプタが実行したコマンドを示すタグです。※1 実行したすべてのFTPコマンドが出力されます。 |
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<command-message> | 1回以上 | FTPアダプタが実行したコマンドの表示メッセージを示すタグです。※2 FTPコマンドのメッセージはFTP応答コードとメッセージから構成されます。 メッセージが複数行ある場合,これらが同一の応答コードのときは,1つのタグが生成されます。複数の種類のFTP応答コードがあるときは,このタグも複数生成されます。 |
表3-61 応答電文フォーマット(GETオペレーション)
タグ名 | 出現回数 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
<response> | 1回 | − | ||
|
<local-folder> | 1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。 作業フォルダを利用した場合,属性に「common="false"」が設定されます。値には空白が設定されます。 共通フォルダを利用した場合,属性に「common="true"」が設定されます。値には,要求電文の<local-folder>タグで指定された共通フォルダ定義名が設定されます。 |
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<local-file-name> | 1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。
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<file-size> | 1回 | 送受信したリモートファイルのサイズを示すタグです。 FTPサーバから取得したローカルファイルのサイズが設定されます。 |
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<command-info> | 1回以上 | − | ||
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<command> | 1回 | FTPアダプタが実行したFTPコマンドを示すタグです。※1 実行したすべてのFTPコマンドが出力されます。 |
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<command-message> | 1回以上 | FTPアダプタが実行したコマンドの表示メッセージを示すタグです。※2 FTPコマンドのメッセージはFTP応答コードとメッセージから構成されます。 メッセージが複数行ある場合,これらが同一の応答コードのときは,1つのタグが生成されます。複数の種類のFTP応答コードがあるときは,このタグも複数生成されます。 |
表3-62 応答電文フォーマット(GETINFOオペレーション)
タグ名 | 出現回数 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
<response> | 1回 | − | ||
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<local-folder> | 0または1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。共通フォルダに出力する場合に出現します。作業フォルダまたは応答電文に出力する場合は出現しません。
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<local-file-name> | 0または1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。作業フォルダまたは共通フォルダに出力する場合に出現します。応答電文に出力する場合は出現しません。
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<reply-code> | 1回 | LISTコマンドまたはNLSTコマンドのリプライコードを示すタグです。 LISTコマンドまたはNLSTコマンドを実行したときに,FTPサーバから最後に送られてくるリプライコードとして,次のどれかが設定されます。
|
||
<reply-message> | 1回 | LISTコマンドまたはNLSTコマンドのリプライメッセージを示すタグです。 LISTコマンドまたはNLSTコマンドを実行したときに,FTPサーバから最後に送られてきたリプライメッセージが設定されます。 |
||
<command-info> | 1回以上 | − | ||
|
<command> | 1回 | FTPアダプタが実行したFTPコマンドを示すタグです。※1 実行したすべてのFTPコマンドが出力されます。 |
|
<command-message> | 1回以上 | FTPアダプタが実行したコマンドの表示メッセージを示すタグです。※2 FTPコマンドのメッセージはFTP応答コードとメッセージから構成されます。 メッセージが複数行ある場合,これらが同一の応答コードのときは,1つのタグが生成されます。複数の種類のFTP応答コードがあるときは,このタグも複数生成されます。 |
||
<list-info> | 0または1回 | 応答電文に出力する場合に出現します。※3 | ||
<list> | 0回以上 | 応答電文に出力する場合に出現します。※3 |
表3-63 FTPアダプタが実行したコマンドの出力フォーマットと出力例
項番 | FTPコマンド | 出力フォーマット | 出力例 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | (接続処理) | Connected to <xxxxx>. | Connected to 10.208.180.254. | <xxxxx>はFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名です。 |
2 | USER | USER <ユーザ名> | USER user1 | − |
3 | PASS | PASS ******** | PASS ******** | パスワードは8個の*で表示されます。 |
4 | ACCT | ACCT <課金情報> | ACCT acct1 | − |
5 | TYPE | TYPE <形式オプション> | TYPE A | <形式オプション>には「A」または「I」のどちらかが表示されます。 |
6 | MODE | MODE <転送モードオプション> | MODE S | <転送モードオプション>には「S」または「C」のどちらかが表示されます。 |
7 | PASV | PASV | PASV | − |
8 | PORT | PORT <aaa>,<bbb>,<ccc>,<ddd>,<mmm>,<nnn> | PORT 10,208,182,27,14,160 | <aaa>,<bbb>,<ccc>,<ddd>はローカル側のIPアドレスです。 <mmm>,<nnn>はポート番号です。ローカル側のデータコネクションポート番号は256*mmm+nnnで表現されます。 |
9 | SITE | SITE FSIZE [<ファイルサイズ>] | SITE FSIZE 4096 | GETオペレーションの場合,<ファイルサイズ>は出力されません。 また,PUTオペレーションの場合,<ファイルサイズ>に転送元ファイルの転送路上のファイルサイズが出力されます。 |
10 | 転送前コマンドまたはリスト前コマンド | <コマンド名> [<コマンド引数>] | CWD ./workdir | − |
11 | STOR | STOR <パス名> | STOR work/fileA.txt | − |
12 | APPE | APPE <パス名> | APPE work/fileA.txt | − |
13 | RETR | RETR <パス名> | RETR fileA.txt | − |
14 | LIST | LIST [<オプション>] [<パス名>] | LIST -l work | − |
15 | NLST | NLST [<オプション>] [<パス名>] | NLST -l work | − |
16 | 転送後コマンドまたはリスト後コマンド | <コマンド名> [<コマンド引数>] | RNFR fileA.txt RNTO fileB.txt |
− |
17 | QUIT | QUIT | QUIT | − |
表3-64 FTPコマンドのメッセージフォーマットと出力例
条件 | メッセージフォーマット | 出力例 |
---|---|---|
単一応答コード | <FTP応答コード> <メッセージ> | 226 File receive OK. |
<FTP応答コード>-<メッセージ1> [<メッセージ2>] : <FTP応答コード> <メッセージn※> |
214-The following commands are recognized. ACCT ALLO APPE CDUP ... MDTM MKD NLST NOOP OPTS PASS ... RMD RNFR 214 Help OK. |
|
複数応答コード | <FTP応答コード1> <メッセージ1> <FTP応答コード2> <メッセージ2> |
150 File status okay; about to open data connection. 226 Transfer complete. |
LISTコマンドまたはNLISTコマンドの結果を応答電文,作業フォルダ,共通フォルダに出力する場合に要求電文に指定が必要なタグ,および応答電文に出現するタグを次の表に示します。
各タグの設定内容や表に記載がないタグについては,「(a) FTPアダプタの要求電文フォーマット」および「(b) FTPアダプタの応答電文フォーマット」を参照してください。
表3-65 出力先と要求電文の関係
出力先 | 要求電文で指定するタグ | ||
---|---|---|---|
<request-id> | <local-folder> | <local-file-name> | |
応答電文 | − | − | − |
作業フォルダ | ○ | ○ | − |
共通フォルダ | − | ○ | ○ |
表3-66 出力先と応答電文の関係
出力先 | 応答電文で出現するタグ | |||
---|---|---|---|---|
<local-folder> | <local-file-name> | <list-info> | <list> | |
応答電文 | − | − | ○ | ○ |
作業フォルダ | − | ○ | − | − |
共通フォルダ | ○ | ○ | − | − |
作成する定義ファイルの種類を次に示します。
各定義ファイルの作成手順を次に示します。定義ファイルは,FTPアダプタが提供しているテンプレートファイルを利用して作成できます。
データ変換定義画面を利用して,変換元の電文フォーマット定義ファイルおよび変換先の電文フォーマット定義ファイルのデータ変換を定義します。
データ変換の定義方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「6. データ変換の定義」を参照してください。
FTPアダプタを定義する場合の手順を次に示します。
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