Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編
サイズノードの値は,サイズノード指定元要素の長さを示す値で,サイズノード自身の長さを含みません。サイズノードにサイズノード自身の長さを含むようにするには,バイナリフォーマット定義ファイル,またはJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定を変更する必要があります。
設定変更前と設定変更後のサイズノードの値の取り扱いの差異を次に示します。
図M-1 設定変更前後のサイズノードの値の違い
次のように定義された要素に対して,サイズノードの値にサイズノード自身のサイズを含める設定ができます。
表M-1 サイズノードの設定を変更できるバイナリフォーマット定義
対象 | 条件 |
---|---|
サイズノード指定元要素 | 単純内容要素でかつデータ種別が次のどれかである。
|
複合内容要素である。 | |
サイズノードに指定する要素 | 数値型の単純内容要素でサイズが固定長である。 |
J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル,バイナリフォーマット定義ファイルによる設定,およびCOBOL2FDXコンバータによる設定を次に示します。
サイズノードの値にサイズノード自身のサイズを含めるどうかをJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定できます。
J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)の設定は,バイナリフォーマット定義エディタの[構成要素]タブにある[サイズ算出方法]で[システム既定値]が指定された場合に有効になります。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名称>\usrconf.properties
/opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名称>/usrconf.properties
csc.dt.sizeNode.includeSelfSize=<値>
サイズノードの値にサイズノード自身のサイズを含めるどうかを,バイナリフォーマット定義ファイルの要素単位で指定できます。バイナリフォーマット定義による設定は,J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルの設定よりも優先されます。
COBOL2FDXコンバータでサイズ算出方法を指定する場合,SIZE句にCALC句を設定してください。
COBOL2FDXコンバータ,およびCOBOL登録集原文ファイルによるバイナリフォーマット定義ファイルの生成方法については,「4.5 COBOL登録集原文ファイルからのバイナリフォーマット定義ファイルの生成」を参照してください。
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