受付アクティビティ，応答アクティビティ，サービス呼出アクティビティで使用するメッセージ（変数）のスキーマ（構造）を登録します。

まず，受付アクティビティで使用するメッセージのスキーマを登録します。

1. ビジネスプロセス定義画面のキャンバス上の［変数・相関セット］アイコンをダブルクリックします。
   ［変数・相関セット一覧］ダイアログが表示されます。
   
2. 受付アクティビティが使用するメッセージ「ns3arrangeItemRequest_MessageData」^※を選択し，［種別］を「XML」に変更します。
   

   

   注※

   Process Modelerは，WSDLで定義したメッセージ名の前に名前空間の修飾辞を付け，メッセージ名の後に「_MessageData」を付けてBPELファイルを生成します。例を次に示します。

   （例）

   arrangeItemRequest → ns3arrangeItemRequest_MessageData

   arrangeItemResponse → ns3arrangeItemResponse_MessageData

   この例にあるように，［変換・相関セット一覧］ダイアログでメッセージを選択するときは，メッセージ名が変更されていることに注意してください。なお，修飾辞の「ns3」の部分は「表D-6」で設定したエクスポート時のネームスペースになるため，マニュアル上と実際に操作する画面で表示が異なる場合があります。

   次に，受付アクティビティが使用するメッセージのスキーマ（電文フォーマット）をビジネスプロセスのユーザ定義受付から取り込みます。
   
3. ［電文フォーマット］横の［取込］ボタンをクリックします。
   ［電文フォーマットの取込］ダイアログが表示されます。
   
4. 次の画面および表に示すとおりに指定します。
   

   

   表D-11　受付アクティビティの電文フォーマットの取り込み指定

   項番	項目		指定値
   1	サービス/受付		受付名：サービス受付
   2	取込対象	オペレーション名	arrangeItem
   3		電文種別	要求電文（ボディ）
   4	電文フォーマット		ns3arrangeItemRequest_MessageData （自動設定されます。）

5. ［OK］ボタンをクリックします。
   メッセージのスキーマの取り込みが終わると，［電文フォーマット］に電文フォーマット名が表示されます。
   

   

6. ［更新］ボタンをクリックします。
   これで，受付アクティビティで使用するメッセージのスキーマが登録されます。
   

次に示す電文についても，メッセージのスキーマを設定します。

• 「在庫引当」サービス呼出アクティビティの要求電文（ns1reserveItemRequest_MessageData）
• 「在庫引当」サービス呼出アクティビティの応答電文（ns1reserveItemResponse_MessageData）
• 「配送手配」サービス呼出アクティビティの要求電文（ns2deliverItemRequest_MessageData）
• 「配送手配」サービス呼出アクティビティの応答電文（ns2deliverItemResponse_MessageData）
• 応答アクティビティの応答電文（ns3arrangeItemResponse_MessageData）

各メッセージのスキーマの取り込み指定を次の各表に示します。すべてのスキーマの取り込みが終わったら，［変数・相関セット一覧］ダイアログで［OK］ボタンをクリックします。

表D-12　ns1reserveItemRequest_MessageDataの取り込みの指定

項番	項目		指定値
1	サービス/受付		受付名：InventoryManager
2	取込対象	オペレーション名	reserveItem
3		電文種別	要求電文
4	電文フォーマット		ns1reserveItemRequest_MessageData （自動設定されます。）

表D-13　ns1reserveItemResponse_MessageDataの取り込みの指定

項番	項目		指定値
1	サービス/受付		サービス名：InventoryManager
2	取込対象	オペレーション名	reserveItem
3		電文種別	応答電文
4	電文フォーマット		ns1reserveItemResponse_MessageData （自動設定されます。）

表D-14　ns2deliverItemRequest_MessageDataの取り込みの指定

項番	項目		指定値
1	サービス/受付		サービス名：Delivery
2	取込対象	オペレーション名	deliverItem
3		電文種別	要求電文
4	電文フォーマット		ns2deliverItemRequest_MessageData （自動設定されます。）

表D-15　ns2deliverItemResponse_MessageDataの取り込みの指定

項番	項目		指定値
1	サービス/受付		サービス名：Delivery
2	取込対象	オペレーション名	deliverItem
3		電文種別	応答電文
4	電文フォーマット		ns2deliverItemResponse_MessageData （自動設定されます。）

表D-16　ns3arrangeItemResponse_MessageDataの取り込みの指定

項番	項目		指定値
1	サービス/受付		受付名：サービス受付
2	取込対象	オペレーション名	arrangeItem
3		電文種別	応答電文
4	電文フォーマット		ns3arrangeItemResponse_MessageData （自動設定されます。）