Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.10.1 マッピング対象とマッピング対象外

マッピングでは,マッピング対象の要素(ノード)とマッピング対象外の要素(ノード)があります。変換元ノードおよび変換先ノードに,マッピング対象外の要素は指定できません。マッピング対象外の要素を次の表に示します。

表6-10 マッピング対象外の要素

項目 内容
出現回数が1回に固定されていない,かつ名前が指定されていない要素(コンポジタ) 名前が指定されていないcomplexType要素の次の子要素(コンポジタ)のうち,出現回数が1回に固定されていない要素の子孫要素は,マッピング対象外とします。
  • sequence※1
  • choice
  • all
これらの要素(コンポジタ)は,#anonymous※2と表示されます。
再帰構造 再帰構造が定義されていた場合,再帰の開始要素だけを表示し,開始要素はマッピング対象外とします。
混在内容 混在内容であるmixed属性にtrueが指定されていた場合,要素間テキストはマッピング対象外とします。なお,要素間テキストは表示されません。
代替グループ abstract属性にtrueを指定した要素はマッピング対象外とします。また,SubstitutionGroup属性の指定は無視されるため,SubstitutionGroup属性を指定した要素はスキーマツリービューアに表示されません。
2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素 2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素(union要素またはlist要素の属性がさらに定義されている)はマッピング対象外とします。
fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノード fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノードはマッピング対象外とします。

注※1
要素(コンポジタ)下に単純内容要素が1つしか存在しない場合は除きます。

注※2
#anonymousについては,「6.2(3) 電文フォーマット定義ファイル作成時の注意事項」を参照してください。