Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編

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2.4.1 HCSC簡易セットアップ機能で構築できる環境

HCSC簡易セットアップ機能を利用して構築されるテスト環境は,次の図のような構成になります。次の図に示すプロセス以外のものをテスト環境として利用する場合,別途設定が必要になります。

図2-2 HCSC簡易セットアップ機能を利用して構築されるテスト環境の構成

[図データ]

HCSC簡易セットアップ機能を利用すると,テスト環境の各プロセスに,ユーザID,パスワード,ポート番号,ホスト名などの情報を自動的に設定できます。HCSC簡易セットアップ機能を利用した場合にテスト環境に設定される情報の詳細については,「2.4.3(2) テスト環境の運用に必要な情報」を参照してください。

HCSC簡易セットアップ機能で構築した環境のWebコンテナ単位の同時実行数は10です。そのため,11リクエスト以上を同時に処理する場合,Webコンテナのスレッドが枯渇するおそれがあります。Webコンテナ単位の同時実行数を変更する場合は,simple_model.xmlファイルまたはsimple_model_cjl.xmlファイルのwebserver.connector.inprocess_http.max_execute_threadsプロパティの定義を変更してください。

webserver.connector.inprocess_http.max_execute_threadsプロパティについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.16.2 実行環境での設定(J2EEサーバの設定)」を参照してください。