Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編
HCSC簡易セットアップ機能を利用してセットアップしたテスト環境の運用方法,および運用に必要な情報について説明します。
テスト環境の起動および停止方法について,次の表に示します。
表2-5 テスト環境の起動および停止方法
起動・停止の対象 | 起動・停止方法 |
---|---|
組み込みデータベース※ | 起動する場合: Windowsの[スタート]メニューから,[Cosminexus]−[データベース起動]を選択します。 停止する場合: Windowsの[スタート]メニューから,[Cosminexus]−[データベース停止]を選択します。 |
組み込みデータベースのサービス※ | テスト環境のマシンを起動または停止すると,自動的に起動または停止されます。 |
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テスト環境のマシンを起動すると,自動的に起動されます。また,テスト環境のマシンを停止すると,自動的に停止されます。 |
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起動する場合: Windowsの[スタート]メニューから,[Cosminexus]−[テストサーバ起動]を選択します。 停止する場合: Windowsの[スタート]メニューから,[Cosminexus]−[テストサーバ停止]を実行します。 |
HCSC簡易セットアップ機能を利用してテスト環境をセットアップした場合,必要な情報は自動的に設定されます。テスト環境を使ってテストおよびデバッグを行うには,HCSC簡易セットアップ機能でテスト環境をセットアップする際に設定される情報を知っておく必要があります。
HCSC簡易セットアップ機能を利用してセットアップしたテスト環境に設定される情報を,次に説明します。
HCSC簡易セットアップ機能でセットアップしたテスト環境に設定されるユーザIDおよびパスワードの情報を次の表に示します。
表2-6 テスト環境に設定されるユーザIDおよびパスワード
設定先 | 設定されるユーザIDまたはパスワード | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
組み込みデータベース※1 | ユーザID | admin※2 | テーブル所有者の認可識別子(環境変数のUSRID)。 |
パスワード | admin※2 | テーブル所有者のパスワード(環境変数のPSWD)。 | |
Management Server | 管理ユーザID | admin | Management Serverにログインするための管理ユーザID(cmx_build_system -changeコマンド※3などで使用)。 |
パスワード | admin | Management Serverにログインするためのパスワード(cmx_build_system -changeコマンド※3などで使用)。 | |
HCSC-Manager | HCSC-ManagerログインユーザID | admin | HCSC-ManagerにログインするためのユーザID(cscsvstartコマンド※4などで使用)。 |
HCSC-Managerログインパスワード | admin | HCSC-Managerにログインするためのパスワード(cscsvstartコマンド※4などで使用)。 | |
HCSCサーバ | HCSCサーバが使用するデータベースのユーザID | admin | HCSCサーバが使用するデータベースのユーザID(csccompodeployコマンド※4などで使用)。 |
HCSCサーバが使用するデータベースのパスワード | admin | HCSCサーバが使用するデータベースのパスワード(csccompodeployコマンド※4などで使用)。 |
HCSC簡易セットアップ機能でセットアップしたテスト環境には,次に示すポート番号が設定されます。ポート番号は,HCSC簡易セットアップ画面で任意の値を指定できます。HCSC簡易セットアップ画面での指定値の詳細については,「表2-4 HCSC簡易セットアップ画面で入力する項目」を参照してください。
HCSC簡易セットアップ機能でセットアップしたテスト環境に設定されるホスト名やサーバ名などの情報を次の表に示します。なお,HCSC簡易セットアップ画面の[サーバ名称]タブでサーバ名称を変更した場合は,変更後の名称が設定されます。
表2-7 テスト環境に設定される名称
設定先 | 設定される名称 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
組み込みデータベース※1 | ホスト名 | localhost | 組み込みデータベースのホスト名(環境変数のDB_HOST)。 |
Management Server | ホスト名 | localhost | Management Serverのホスト名(cmx_build_system -changeコマンド※2などで使用)。 |
HCSC-Manager | Manager名 | Manager | HCSC-ManagerがManagerを認識するためのHCSC-Manager独自の識別名(cscsvstartコマンド※3などで使用)。 |
PRF | サーバ名 | PRF | PRFのサーバ名称。 |
J2EEサーバ | サーバ名 | J2EEServer | 接続先J2EEサーバの名称(cjstartsvコマンド※2などで使用)。 |
ホスト名 | localhost | 接続先J2EEサーバのホスト名。 | |
Reliable Messagingが連携するシステム全体で一意なシステム名 | RM | Reliable Messagingが連携するシステム全体で一意なシステム名(環境変数のHRM_SYSTEM_NAME)。 | |
リソースアダプタ名 | Reliable Messaging | 対象となるRARファイルの表示名(cjdeployrarコマンド※2などで使用)。 | |
DB_Connector_for_HiRDB_Type4 | |||
DB_Connector_for_HiRDB_Type4_Cosminexus_RM | |||
クラスタ | クラスタ名 | Cluster | クラスタの名称。 |
HCSCサーバ | HCSCサーバ名 | HCSC | HCSCサーバの名称(cscsvstartコマンド※3などで使用)。 |
HCSC簡易セットアップ画面で[DBあり/RMなしモデル]または[DB/RMありモデル]を選択した場合,HCSC簡易セットアップ機能でセットアップしたテスト環境の組み込みデータベースには,次の情報が設定されます。
HCSC簡易セットアップ機能を利用して設定した組み込みデータベースは,定期的にデータベースの未使用領域を確認する必要があります。未使用領域が少ない場合は,空きページおよび空きセグメントを解放したり,不要な実行履歴を削除したりします。詳細については,「2.5 HCSC簡易セットアップ機能でセットアップした組み込みデータベースの運用」を参照してください。
HCSC簡易セットアップ機能を利用して,HCSCサーバのセットアップやアンセットアップ,HCSCコンポーネントの配備や削除,およびリクエストを送信し続けると,組み込みデータベース内で未使用のセグメントが不足するおそれがあります。
未使用のセグメントが不足した場合,次の対策を実施してください。
HCSC簡易セットアップ機能を利用してテスト環境をセットアップした場合,テスト環境マシンのIPアドレスまたはホスト名の変更後にテスト環境を再度セットアップする必要はありません。
ただし,テスト環境を起動している場合は再起動してください。
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