Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説

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8.4.11 リストコマンドパスのデータ抽出機能

リストコマンドの引数のパス情報は,GETINFOオペレーションの要求電文の<getinfo-path>に設定されます。しかし,特定の情報(FTP受付の受付IDなど)をパス情報で渡したい場合,データ変換処理が複雑になります。その場合にリストコマンドパスのデータ抽出機能を使用すると,パス情報に設定した特定の情報を簡単に抜き出してビジネスプロセスに渡すことができます。

<この項の構成>
(1) データ抽出の前提条件
(2) <getinfo-path-context>の生成
(3) <getinfo-path-relative>の生成

(1) データ抽出の前提条件

LISTコマンドまたはNLSTコマンドの引数のパス情報が次の形式と一致する場合,パスの部分文字列を抜き出し,GETINFOオペレーションの要求電文の<getinfo-path-context>と<getinfo-path-relative>に設定することができます。なお,リストコマンドのパス情報は,GETINFOオペレーションの要求電文の<getinfo-path>の値を指します。

(2) <getinfo-path-context>の生成

(a) 設定される値

パス情報の先頭のスラッシュ(/)から次のスラッシュ(/)より前の部分が設定されます。このタグにスラッシュ(/)は含まれません。

(b) タグの生成される条件

次のすべての条件を満たしている場合に生成されます。条件に合致しない場合はエラーおよび警告メッセージが出力されません。

FTP受付定義ファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「FTP受付定義ファイル」を参照してください。

(3) <getinfo-path-relative>の生成

(a) 設定される値

パス情報の2つ目のスラッシュ(/)より後ろの値が設定されます。

(b) タグの生成される条件

次のすべての条件を満たしている場合に生成されます。条件に合致しない場合はエラーおよび警告メッセージが出力されません。

FTP受付定義ファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「FTP受付定義ファイル」を参照してください。