Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.17.2 ファイルイベント連携で監視するフォルダおよびファイル

ファイルイベント連携で使用するフォルダ,およびファイルについて説明します。

監視対象のフォルダは次のどちらかが選択できます。選択したフォルダによって監視対象のファイルが異なります。

監視対象のフォルダ内にファイルが作成された場合のイベントを処理するには,ファイルイベント受付を使用します。次に,ファイルイベント連携の処理の流れを示します。

<この項の構成>
(1) 監視フォルダを監視する場合の処理の流れ
(2) 共通フォルダを監視する場合の処理の流れ

(1) 監視フォルダを監視する場合の処理の流れ

監視フォルダを監視する場合の,ファイルイベント受付とファイルイベント連携の処理の流れを次の図に示します。

図2-149 ファイルイベント連携機能の処理の流れ(監視フォルダを監視する場合)

[図データ]

図中の1.〜7.について説明します。

  1. ファイル監視機能が監視フォルダを監視します。
  2. クライアントから共通フォルダ内に取得対象ファイルを転送します。
  3. 取得対象ファイルの転送完了後に,監視フォルダ内に取得対象ファイルと同名の更新完了通知ファイルを作成します。
  4. 更新完了通知ファイルの作成を検知します。
  5. ファイルイベント受付にファイルイベントの検知を通知します。
  6. 取得対象ファイルの存在を確認します。
  7. ビジネスプロセスを呼び出します。

(2) 共通フォルダを監視する場合の処理の流れ

共通フォルダを監視する場合の,ファイルイベント受付とファイルイベント連携機能の処理の流れを次の図に示します。

図2-150 ファイルイベント連携機能の処理の流れ(共通フォルダを監視する場合)

[図データ]

図中の1.〜6.について説明します。

  1. ファイル監視機能が共通フォルダを監視します。
  2. クライアントから共通フォルダ内に取得対象ファイルを転送します。
  3. 取得対象ファイルの作成を検知します。
  4. ファイルイベント受付にファイルイベントの検知を通知します。
  5. 取得対象ファイルが更新中かどうか確認します。
  6. ビジネスプロセスを呼び出します。