SFTPアダプタで設定できるファイル転送の機能

SFTPアダプタで設定できるファイル転送機能に関する情報を次に示します。

表2-80　設定できるファイル転送機能に関する情報

大分類	中分類	小分類	説明
SFTP通信	SFTPコマンド		SFTPアダプタが実行するコマンドは，次の2つに大別できます。 SFTPアダプタのオペレーションに対応するSFTPコマンドユーザが要求電文に指定するユーザ指定のSFTPコマンド SFTPコマンドの詳細は，「2.16.5(3) SFTPアダプタが実行するコマンド」を参照してください。
	文字セット		UTF-8固定です。
	データ圧縮		ファイル転送時にデータを圧縮します。データ圧縮時の圧縮レベルは変更できません。
	ファイルの書き込み形式	上書き	転送先にファイルが存在する場合にファイルを上書きします。ファイルが存在しない場合は新規に作成します。
	ファイルの書き込み形式	追記	転送先にファイルが存在する場合にファイルに追記します。ファイルが存在しない場合は新規に作成します。
	複数ファイルの転送		複数ファイルの転送およびディレクトリ単位の転送はできません。
	タイムアウト	セッション接続時	指定した時間を経過してもSFTPサーバへのセッション接続要求が終了しなかった場合は例外を発生させます。
	タイムアウト	データ読み込み	指定した時間を経過してもSFTPサーバから応答データが読み込めなかった場合に例外を発生させます。
	IPアドレスの固定		SFTPアダプタが使用するIPアドレスを固定にします。
	ポート番号の固定		SFTPアダプタが使用するポート番号を固定にします。
	IPv6サポート		SFTPアダプタが接続するSFTPサーバおよびSFTPアダプタが使用するIPアドレスを，IPv6形式で指定できます。
セキュリティ	ホスト認証	厳格なホスト鍵チェック	サーバの正当性を確保するために，ホスト公開鍵が記載されたファイルを使用してホスト認証をします。
	ユーザ認証	パスワード認証	SFTPサーバが存在するマシンのユーザ名とパスワードを使用して認証をします。
	ユーザ認証	公開鍵認証	公開鍵・秘密鍵を使用した公開鍵暗号方式で認証をします。
	暗号		SFTPアダプタで使用できる暗号の優先順位を変更できます。ただし，SFTPアダプタで使用できる暗号が決まっているため，暗号の追加はできません。
排他制御	占有ロック		共有フォルダ内のファイルの更新処理時に，排他管理をします。他プロセスまたは他スレッドとの競合によって排他管理に失敗したときは，指定間隔おきに指定回数まで排他取得処理をリトライします。
排他制御	共有ロック		共有フォルダ内のファイルの参照処理時に，排他管理をします。他プロセスまたは他スレッドとの競合によって排他管理に失敗したときは，指定間隔おきに指定回数まで排他取得処理をリトライします。
ユーザ認証情報管理コマンド	パスワード認証情報管理	アカウント登録	パスワード認証に使用するユーザおよびパスワードを登録します。
		アカウント一覧表示	登録されているユーザを表示します。
		アカウント削除	登録されているユーザおよびパスワードを削除します。
		コマンド実行のログ	コマンド実行時の例外情報をログとして出力します。
	公開鍵認証情報管理	秘密鍵の登録	公開鍵認証に使用する秘密鍵およびパスフレーズ（任意）を登録します。鍵ファイルの中身を管理するのではなく，鍵ファイルのファイルパスを管理します。
		秘密鍵の一覧表示	登録されている秘密鍵のファイルパスを表示します。
		秘密鍵の削除	登録されている秘密鍵およびパスフレーズを削除します。
		コマンド実行のログ	コマンド実行時の例外情報をログとして出力します。
ログ・トレース	メッセージログ		ログおよびトレース情報を出力します。
	保守ログ（メソッドトレース）
	性能解析トレース
	例外ログ
	SFTPプロトコルトレース

2.16.3 SFTPアダプタで設定できるファイル転送の機能

2.16.3　SFTPアダプタで設定できるファイル転送の機能