Cosminexus V9 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム ファーストステップガイド

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6.1 商品手配システムの開発の手順

この章では,5章までで実行した製品が提供するサンプルのことを「サンプルプログラム」と呼び,この章で開発体験することで作成するものを「商品手配システム」と呼びます。商品手配システムの開発の手順を次の図に示します。

注意
下記の手順を行う前に,「3.2 Service Architectのインストール」と「3.3 Eclipseの準備」が実行済みである必要があります。

図6-1 商品手配システムの開発の手順

[図データ]
  1. テスト環境の構築
    HCSC簡易セットアップ機能を使用してテスト環境を構築します。すでにテスト環境を構築している場合は,HCSC簡易セットアップの画面で一度アンセットアップしたあと,再度構築してください。詳細については,「3.4.1 HCSC簡易セットアップ」を参照してください。テスト環境の構築が終わりましたら,テスト環境を起動してください。詳細については,「3.4.2 テスト環境の起動」を参照してください。
  2. 開発環境とテスト環境の連動設定
    開発環境のSOAPモードの設定とテスト環境のシステム構成定義を開発環境に取り込むための設定をします。詳細については,「3.5 開発環境とテスト環境の連動設定」を参照してください。
  3. HCSCコンポーネントの作成
    サービス部品を呼び出すサービスアダプタ,サービスアダプタを経由して複数のサービス部品を呼び出すビジネスプロセスなどのHCSCコンポーネントを作成します。詳細については,「6.2 商品手配システムの開発」を参照してください。また,作成したビジネスプロセスをデバッグする場合は,「6.3 ビジネスプロセスのデバッグ」を参照してください。
  4. HCSCコンポーネントの配備と確認
    HCSCコンポーネントをサーバに配備し,起動状態を確認します。詳細については,「4.1.2 HCSCコンポーネントの配備と開始」,「4.1.3 HCSCコンポーネントの配備内容の確認」を参照してください。
  5. 開発した商品手配システムを実行する準備
    サンプルプログラムで提供するサービスリクエスタおよびサービス部品を利用することで,開発した商品手配システムの動作を確認できます。詳細については,「6.4 開発した商品手配システムを実行する準備」を参照してください。

以降の節で,これらの手順について説明します。