Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス
class <interface_name>
<interface_name>クラスは,特定のIDLインタフェースのために生成され,クライアントアプリケーションによって使用されます。このクラスは,特定のIDLインタフェースのために定義されたメソッドを提供します。クライアントが,オブジェクトリファレンスを使って,オブジェクトに対してメソッドを呼び出す場合,実際に呼び出されるのはスタブメソッドです。スタブメソッドは,クライアントのオペレーション要求をパッケージ化して,オブジェクトインプリメンテーションに送信し,その結果を反映します。この全プロセスはクライアントアプリケーションにとって透過的です。
クライアントがローカルオブジェクトリファレンスを使用してローカルオブジェクトのメソッドを呼び出す場合,スタブメソッドは使用されません。
- 注
- IDLコンパイラによって生成されたスタブクラスの内容は変更しないでください。
- static <interface_name>_ptr _bind(
const char *_poa_name,
const CORBA::OctetSequence& _id,
const char *_host_name=(const char*)NULL,
const CORBA::BindOptions* _opt=(CORBA::BindOptions*)NULL,
CORBA::ORB_ptr _orb=(CORBA::ORB_ptr)NULL);
- _poa_name
絶対パスで記述されたPOA名
- _id
リファレンスを生成するオブジェクトの識別子
- _host_name
対象オブジェクトがあるホスト名
- opt
省略するか,またはNULLだけ指定してください。
- orb
サーバが使用するVisiBroker ORB。ORB.initメソッドの呼び出しによって取得されます。
- static <interface_name>_ptr _narrow(
CORBA::Object * _obj);
このメソッドは,CORBA::Objectリファレンスを,<interface_name>型のオブジェクトにナロウイングします。オブジェクトリファレンスをナロウイングできない場合,CORBA::BAD_PARAM例外またはnullが返されます。
- _obj
<interface_name>型にナロウイングされるオブジェクト
- static <interface_name>_ptr _bind(
const char *_object_name = (const char*)NULL,
const char *_host_name = (const char*)NULL,
const CORBA::BindOptions* _opt = (CORBA::BindOptions*)NULL,
CORBA::ORB_ptr _orb = (CORBA::ORB_ptr)NULL);
このメソッドは,VisiBroker ORBオブジェクトにバインドし,オブジェクトリファレンスを取得します。
- _object_name
オブジェクト名を識別する文字列。このパラメタはオプションです。
- _host_name
ORBオブジェクトを探すホスト名を識別する文字列。このパラメタはオプションです。
- _opt
このオプションは省略するか,またはNULLを指定してください。
- _orb
サーバが使用するVisiBroker ORB。ORB_initメソッドの呼び出しによって取得されます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.
COPYRIGHT (C) 1992-2004 Borland Software Corporation. All rights reserved.