XML Security - Coreは，Developer's Kit for JavaとXML Processor（JAXPをサポートしたXMLプロセッサ）を前提として動作します。XML Security - Coreでは，Developer's Kit for Javaが提供するJava標準クラスライブラリを使用します。

Developer's Kit for Javaが提供するJava標準クラスライブラリを利用する場合のXML Security - Coreの仕組みを次の図に示します。

図1-1　XML Security - Coreの仕組み

XML Processorは，署名構文または暗号構文の構築に必要となります。Developer's Kit for Javaは，鍵管理や証明書を検証する場合に必要になります。Developer's Kit for Javaは，XML署名を付与したり，検証したりする場合の署名エンジンの役割も果たします。また，データを暗号化または復号化する場合は，Developer's Kit for Javaは暗号エンジンとなります。