Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging

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8.3.12 hrmlsque(キュー情報の表示)

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オプション
(4) 出力形式
(5) 注意事項

(1) 形式

 
hrmlsque {-n|-q キュー名} 〔-S システム名〕
 

(2) 機能

作成済みのキュー名一覧および作成済みのキュー情報を表示します。

(3) オプション

-n
作成済みのキュー名一覧とキューの数が出力されます。キュー情報は出力されません。

-q キュー名
 〜<1〜20文字の識別子>
キュー情報を表示するキューの名前を指定します。
非永続版リソースアダプタの場合は,ローカルキューだけ指定できます。

-S システム名
 〜<先頭が英字の1〜3文字の大文字英字または数字>
コマンドの操作対象となるシステム名(RMSystemNameプロパティ指定値)を指定します。
指定を省略した場合は,HRM_SYSTEM_NAME環境変数に指定したシステム名が設定されます。HRM_SYSTEM_NAME環境変数にもシステム名が指定されていないときはエラーが発生します。

(4) 出力形式

ローカルキューのとき
 
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
ap delivery mode  =  ff....ff
max message number  =  hh....hh
max cache message number  =  ii....ii
expiry time  =  jj....jj
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
message count  =  uu....uu
delivered message count  =  vv....vv
total message count  =  ww....ww
cache message count  =  xx....xx
expiry time pattern  =  BB....BB
 

受信用共用キューのとき
 
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
share queue version  =  MM....MM
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
ap delivery mode  =  ff....ff
max message size  =  gg....gg
max message number  =  hh....hh
max cache message number  =  ii....ii
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
message count  =  uu....uu
cache message count  =  xx....xx
 

送信用共用キューのとき
 
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
share queue version  =  MM....MM
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
ap delivery mode  =  ff....ff
max message size  =  gg....gg
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
share queue host  =  mm....mm
share queue port  =  nn....nn
share queue name  =  oo....oo
 

転送キューのとき
 
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
max message number  =  hh....hh
max cache message number  =  ii....ii
expiry time  =  jj....jj
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
message count  =  uu....uu
delivered message count  =  vv....vv
total message count  =  ww....ww
cache message count  =  xx....xx
address name  =  CC....CC 
url  =  DD....DD 
address queue name  =  EE....EE 
user id  =  FF....FF
password  =  GG....GG
transmission mode  =  HH....HH
qos  =  II....II
transmission group expiry time  =  KK....KK  
transmission expiry time  =  LL....LL
 

aa....aa
キュー名(文字列)

bb....bb
キューモード
  • 永続版リソースアダプタの場合
    次に示すどちらかが表示されます。
    ・PERSISTENT:永続キュー
    ・NON_PERSISTENT:非永続キュー
    受信用共用キューおよび送信用共用キューの場合はPERSISTENTが表示されます。
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    ・NON_PERSISTENT:非永続キュー

cc....cc
キュータイプ
  • 永続版リソースアダプタの場合
    次に示すどれかが表示されます。
    ・LOCAL:ローカルキュー
    ・SHARE_RECEIVE:受信用共用キュー
    ・SHARE_SEND:送信用共用キュー
    ・TRANSMIT:転送キュー
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    ・LOCAL:ローカルキュー

dd....dd
  • 永続版リソースアダプタの場合
    キューを作成した日付(文字列)
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    キュー作成ファイルを読み込んだときの日付が表示されます。キュー作成ファイルについては,「3.5.1 キュー作成ファイルの作成」を参照してください。

ee....ee
  • 永続版リソースアダプタの場合
    キューを更新した日付(文字列)
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    キューを作成した日付(dd....dd)と同じ値が表示されます。

ff....ff
メッセージ取り出しモード
次に示すどちらかが表示されます。
  • SERIAL:シリアル取り出し属性
  • PARALLEL:パラレル取り出し属性
  • PARALLEL_UNIT_ORDER:パラレル取り出し属性(ただし,同一ユニット識別子の配信順序制御)
永続版リソースアダプタの受信用共用キューおよび送信用共用キューの場合はSERIALが表示されます。

gg....gg
最大メッセージ長(10進数)

hh....hh
最大メッセージ数(10進数)

ii....ii
  • 永続版リソースアダプタの場合
    最大キャッシュメッセージ数(10進数)
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    最大メッセージ数(hh....hh)と同じ値が表示されます。

jj....jj
メッセージの有効期間(10進数)

kk....kk
ローカル書き込み用のFIFO ID(文字列)
FIFO IDは管理情報としてシステム内部で使用しているキュー情報です。

ll....ll
キューの状態(文字列)
  • 永続版リソースアダプタの場合
    次に示すどれかが表示されます。
    ・NORMAL:正常状態
    ・AP_SEND_DISABLED:メッセージの送信抑止状態
    ・AP_RECEIVE_DISABLED:メッセージの受信抑止状態
    ・TRS_SEND_DISABLED:キュー間転送メッセージの送信抑止状態
    ・TRS_RECEIVE_DISABLED:キュー間転送メッセージの受信抑止状態
    ・BLOCKED:閉塞状態
    複数の抑止をしている場合は,これらがすべて表示されます。閉塞状態のキューは,hrmlsqueコマンドとhrmdelqueコマンド以外は受け付けません。また,キューが閉塞状態にある場合に出力される形式は異なります。詳細は「(5) 注意事項」を参照してください。
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    次に示すどれかが表示されます。
    ・NORMAL:正常状態
    ・AP_SEND_DISABLED:メッセージの送信抑止状態
    ・AP_RECEIVE_DISABLED:メッセージの受信抑止状態
    複数の抑止をしている場合は,これらがすべて表示されます。

mm....mm
共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合のイベント送信先ホスト名またはIPアドレス(文字列)

nn....nn
共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合のイベント送信先ポート番号(10進数)

oo....oo
共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合の登録先キュー名(文字列)

uu....uu
仕掛かり中メッセージ数(10進数)
未配信メッセージの数です。有効期限切れメッセージおよび受信処理中メッセージの数を含みます。
転送キューの場合,転送待ちメッセージの数および転送処理中メッセージの数も含みます。

vv....vv
配送済みメッセージ数(10進数)
ローカルキューの場合,hrmdelmsgコマンドによって削除されたメッセージなども数に含みます。
転送キューの場合,Acknowledgment受信済みメッセージの数が表示されます。

ww....ww
総メッセージ数(10進数)
仕掛かり中メッセージの数,配信済みメッセージの数および滞留メッセージの数の和です。
転送キューの場合,滞留メッセージの数は常に0となります。

xx....xx
キャッシュに格納されているメッセージ数(10進数)
ローカルキューの場合,キャッシュに格納されている滞留メッセージの数も含みます。

yy....yy
全キューの個数(10進数)

BB....BB
メッセージ有効期間の選択
  • 永続版リソースアダプタの場合
    次に示すどちらかが表示されます。
    ・SENDER:送信側の有効期間
    ・RECEIVER:受信側の有効期間
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    「***」が表示されます。

CC....CC
あて先名(文字列)

DD....DD
あて先アドレス(文字列)

EE....EE
転送先キュー名 (識別子)
転送先キューを使用しない場合,空白で表示されます。

FF....FF
BASIC認証のためのユーザID(英数字)
BASIC認証を使用しない場合,空白で表示されます。

GG....GG
BASIC認証のためのパスワード("********")
BASIC認証を使用しない場合,空白で表示されます。

HH....HH
転送モード
永続版リソースアダプタの転送キューの場合,次に示すどちらかが表示されます。
  • NORMAL:通常モード
  • COMPATIBLE:互換モード

II....II
QoS(通信品質)の種別
次に示すどちらかが表示されます。
  • EXACTLY_ONCE:配送保証および重複防止
  • IN_ORDER:順序保証

KK....KK
通信層のグループ有効期間(10進数)

LL....LL
通信層のメッセージ有効期間(10進数)

MM....MM
共用キューのバージョン
送信用共用キューの場合は,対応する受信用共用キューのバージョンを表示します。

NN....NN
キューに対応する表示名(文字列)
キュー定義ファイルの使用有無に関係なく出力します。表示名が指定されていない場合は,キュー名称が表示名として出力されます。

(5) 注意事項