Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging

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3.4.7 DB Connector for Reliable Messagingの前提製品の設定

<この項の構成>
(1) DABroker Libraryの動作環境の設定
(2) Oracle JDBC Thin Driverの設定
(3) HiRDB Type4 JDBC Driverの設定

(1) DABroker Libraryの動作環境の設定

DABroker Libraryの環境設定で次に示す項目を設定してください。各項目の詳細については,DABroker Libraryのドキュメントを参照してください。また,設定方法の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 互換編」のDABroker Libraryの動作環境の設定に関する内容を参照してください。なお,HiRDB Type4 JDBC Driver対応のDB Connector for Reliable Messagingを使用する場合は,DABroker Libraryを使用しないため,この設定は不要です。

(a) BLOB/LONG/CLOB型データ受取バッファサイズ

Windowsの場合
環境設定の[リモートアクセス設定]タブで[BLOB/LONG/CLOB型データ受取バッファサイズ]に,次の条件を満たす値を設定してください。
  • DB Connector for Reliable MessagingのbufSizeプロパティに設定した値よりも大きい
  • 1024以上(ただし,キュー間転送を利用する場合は10000以上)

UNIXの場合
<DABroker Library運用ディレクトリ>/confに作成した動作環境定義ファイルのDABHIRDBA_BLOBBUFSIZEに,bufSizeプロパティに設定する値より大きな値を設定してください。

bufSizeプロパティに設定する値については,「6.3(1) DABroker Libraryを使用してOracleまたはHiRDBに接続する場合」を参照してください。

(b) 漢字コードセット

Windowsの場合
環境設定の[リモートアクセス設定]タブで使用するDBの文字コードに合わせて[漢字コードセット]を設定してください。

UNIXの場合
<DABroker Library運用ディレクトリ>/confに作成した動作環境定義ファイルのDAB_LANGを使用するDBの文字コードに合わせて設定してください。

各DBの文字コードについては,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」,およびOracleのマニュアルを参照してください。

環境設定が終わったら,データベースに接続するための設定をします。データベースに接続するための設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」を参照してください。

(2) Oracle JDBC Thin Driverの設定

Oracle JDBC Thin Driverを使用してOracleに接続する場合,J2EEサーバ側で次に示す設定をしてください。

(a) Oracle JDBC Thin DriverのJARファイルの入手

Application Serverがサポートするバージョンの,Oracle JDBC Thin DriverのJARファイルを入手してください。

(b) J2EEサーバのユーザクラスパスの指定

J2EEサーバのユーザクラスパスにOracle JDBC Thin DriverのJARファイルを指定してください。J2EEサーバ用のusrconf.cfgのadd.class.pathキーに「add.class.path=<Oracle JDBC Thin DriverのJARファイルのパス>」の形式で指定してください。

Application ServerがサポートするバージョンのOracle JDBC Thin DriverのJARファイル,およびOracle JDBC Thin Driverの設定方法の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」のOracleの設定(Oracle JDBC Thin Driverの場合)に関する内容を参照してください。

(3) HiRDB Type4 JDBC Driverの設定

HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してHiRDBに接続する場合,J2EEサーバ側で次に示す設定をしてください。

(a) HiRDB Type4 JDBC DriverのJARファイルの入手

HiRDB Type4 JDBC DriverのJARファイルを入手してください。

JARファイルの格納場所については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(b) J2EEサーバのユーザクラスパスの指定

J2EEサーバのユーザクラスパスにHiRDB Type4 JDBC DriverのJARファイルを指定してください。J2EEサーバ用のusrconf.cfgのadd.class.pathキーに「add.class.path=<HiRDB Type4 JDBC DriverのJARのパス>」の形式で指定してください。

HiRDB Type4 JDBC Driverの設定方法の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」のHiRDBの設定(HiRDB Type4 JDBC Driverの場合)に関する内容を参照してください。