Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging
使用するメッセージインタフェースによって,そのメッセージを格納できるキューの種類は異なります。
メッセージインタフェースと格納できるキューの種類を次の表に示します。
表2-21 メッセージインタフェースと格納できるキューの種類
項番 |
インタフェース |
格納できるキューの種類 |
1 |
Message |
ローカルキュー
転送キュー |
2 |
BytesMessage |
ローカルキュー
転送キュー
送信用共用キュー(ただし,ペイロードだけ)
受信用共用キュー(ただし,ペイロードだけ) |
3 |
ObjectMessage |
ローカルキュー※
転送キュー |
4 |
TextMessage |
ローカルキュー
転送キュー |
- 注※
- BytesContainerをObjectMessageのペイロードに設定して送信する処理では,ペイロードに設定したBytesContainerのデータだけを送信します。
キューの作成は,永続版リソースアダプタの場合と非永続版リソースアダプタの場合とで作成方法が異なります。
- 永続版リソースアダプタの場合
hrmmkqueコマンドによって作成されます。
- 非永続版リソースアダプタの場合
キュー定義文(定義の先頭にhrmmkqueを記述)を指定して,キュー作成ファイルを作成します。キュー作成ファイルに指定されたキュー定義文を基に,Reliable Messaging開始時にローカルキューが作成されます。
作成時の指定値によって,そのキューに格納されるメッセージの管理方法は異なります。
特に,次に示すオプション指定値はメッセージのヘッダに影響します。
- キューの永続性(永続版リソースアダプタの場合,-mオプション指定値)
送信されたメッセージが永続キュー属性のキューに登録されるとき,そのメッセージは永続メッセージになります。アプリケーションが永続メッセージを受信するとき,メッセージのJMSDeliveryModeヘッダはDeliveryMode.PERSISTENTに設定されています。
送信されたメッセージが非永続キュー属性のキューに登録されるとき,そのメッセージは非永続メッセージになります。アプリケーションが非永続メッセージを受信するとき,メッセージのJMSDeliveryModeヘッダはDeliveryMode.NON_PERSISTENTに設定されています。
なお,非永続版リソースアダプタの場合は,非永続メッセージしか扱いません。そのため,作成されるキューは非永続キュー属性のキューだけになります。
永続メッセージと非永続メッセージが,各属性のキューでどのように管理されるかについては,「2.3.1 キューの永続性」を参照してください。
- メッセージの有効期間(-eオプション指定値)
送信されたメッセージがキューに登録されるとき,メッセージの有効期間が秒単位で設定されます。アプリケーションがメッセージを受信するとき,メッセージのJMSExpirationヘッダに有効期間が設定されています。
有効期間が指定されたメッセージが,どのように管理されるかについては,「2.3.5 メッセージの有効期間」を参照してください。
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