Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

4.2.1 ログの種類

ログの種類を次に示します。

表4-1 ログの種類

ログの種類 指定するディレクティブ 機能
アクセスログ TransferLog
  • デフォルトフォーマットのログを採取します。
  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。
  • LogFormatディレクティブでフォーマットを変更できます。
CustomLog
  • カスタマイズしたフォーマットでログを採取します。
  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。
  • LogFormatディレクティブで定義したフォーマットをCustomLogディレクティブに指定できます。
エラーログ ErrorLog
  • エラー発生時のメッセージのログを採取します。
  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。
  • LogLevelディレクティブで,採取するログのレベルを指定できます。
  • HWSRequestLogディレクティブを指定していない場合に,モジュールトレースを採取できます。
    モジュールトレースの詳細については「4.2.6 モジュールトレースの採取」を参照してください。
ScriptLog
  • CGIスクリプトのエラーログを採取します。
リクエストログ HWSRequestLog
  • リクエストログを採取します。リクエストログとして,次のトレースを採取できます。
    モジュールトレース
    モジュールの各関数の実行時およびCGIプログラムの実行時に採取されるトレースです。モジュールトレースの詳細については「4.2.6 モジュールトレースの採取」を参照してください。
    リクエストトレース
    リクエスト処理開始時や完了時などで採取されるトレースです。リクエストトレースの詳細については「4.2.7 リクエストトレースの採取」を参照してください。
    I/Oフィルタトレース
    モジュールが実装している入出力フィルタ関数の実行時に採取されるトレースです。I/Oフィルタトレースの詳細については「4.2.8 I/Oフィルタトレースの採取」を参照してください。
  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。
プロセスIDログ PidFile
  • 制御プロセスIDのログを採取します。
イベントログ なし
  • サービスから起動する際に発生するエラーを記録します(Windows版)。
内部トレース HWSTraceLogFile
  • 共有メモリのトレース情報を出力します。
共有メモリIDログ HWSTraceIdFile
  • 共有メモリIDを格納します。
コアファイル CoreDumpDirectory
  • HTTP Server障害発生時のコアダンプの出力先を指定します(UNIX版)。
SSLCacheServerRunDir
  • gcacheサーバ(SSLで利用)障害発生時のコアダンプの出力先を指定します(UNIX版)。

注※
OSでコアファイルを出力する設定を行った場合に出力されます。
設定方法については各OSのマニュアルを参照してください。

アクセスログ,エラーログ,リクエストログのサイズが2GBを超えた場合,HTTP Serverが異常終了したり,再起動できなかったりする場合があります。定期的にログファイルを退避するか,「4.2.3 ログを分割する(rotatelogsプログラム)」や「4.2.4 ログファイルをラップアラウンドさせて使用する(rotatelogs2プログラム)」を参照して,ログファイルのサイズが2GBを超えないように設定してください。