Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編

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mngsvrupdateManagement Serverの移行コマンド

形式

mngsvrupdate [-t <ターゲット名称>][-k <ターゲット種別>]
             [<サブコマンド> [<引数>]]

機能

Component Containerのバージョンアップに合わせて,Management Serverで管理する情報を最新のバージョンで使用する形式に移行します。

このコマンドは,Management Serverが動作するホストで実行してください。

なお,移行手順については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「10. 旧バージョンのアプリケーションサーバからの移行(J2EEサーバモードの場合)」を参照してください。

引数

-t <ターゲット名称>
サブコマンドの対象となるターゲット名称(論理サーバ名またはホスト名)を指定します。
運用管理ポータルの「論理サーバの構成定義」の定義に従います。
省略した場合,すべてのホストのすべての論理サーバが指定されます。

-k <ターゲット種別>
サブコマンドの対象となるターゲットの種別を指定します。次のどちらかを指定します。
  • logicalServer:論理サーバ
  • host:ホスト
省略した場合,または上記以外の値を指定した場合は,logicalServerが設定されます。

<サブコマンド> <引数>
指定しない場合はUsageが表示されます。
指定できるサブコマンドと引数について説明します。
d2r [<データソースの表示名> [<リソースアダプタの表示名>]]
Management Serverで管理するデータソースの情報をリソースアダプタに移行します。移行する対象は,<ターゲット名称>および<ターゲット種別>で指定します。
  • 引数に<データソースの表示名>を指定した場合
    指定したデータソースだけが移行されます。この引数を指定した場合,<ターゲット名称>に論理サーバ名を指定する必要があります。また,この引数を省略した場合,該当する論理サーバにインポートされたすべてのデータソースが移行対象となります。
  • 引数に<リソースアダプタの表示名>を指定した場合
    移行後のデータソースの表示名は,この引数で指定した値になります。ただし,すでに存在するリソースアダプタが指定された場合は移行されません。また,この引数を省略した場合,データソースの表示名がリソースアダプタの表示名になります。
移行処理では,次のファイルを編集します。
  • Windowsの場合
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\mmodel.xml
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/config/mmodel.xml
なお,mmodel.xmlはmmodel.xml.bakにバックアップしますが,すでにmmodel.xml.bakが存在する場合は上書きされます。

入力例

注意事項