Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編

[目次][索引][前へ][次へ]

mngsvrctlManagement Serverの起動/停止/セットアップ

形式

Management Serverを起動する場合
Windowsの場合
mngsvrctl start [-sync [-timeout <同期実行のタイムアウト時間>]]
UNIXの場合
mngsvrctl start [-sync [-timeout <同期実行のタイムアウト時間>]] [-daemon]

Management Serverを停止する場合
Windowsの場合
mngsvrctl stop [-sync [-timeout <同期実行のタイムアウト時間>]]
UNIXの場合
mngsvrctl stop [-sync [-timeout <同期実行のタイムアウト時間>]]

Management Serverをセットアップする場合
Windowsの場合
mngsvrctl setup [<サーバ名>] [-u <管理ユーザID>] [-p <管理ユーザパスワード>] [-np <変更後の管理ユーザパスワード>] [-nu <変更後のユーザID>]
UNIXの場合
mngsvrctl setup [<サーバ名>] [-u <管理ユーザID>] [-p <管理ユーザパスワード>] [-np <変更後のユーザパスワード>] [-nu <変更後のユーザID>]

機能

Management Serverを起動または停止します。または,アプリケーションサーバを初めてインストールしたマシンで,Management Serverを実行するために必要なセットアップをします。

管理ユーザアカウントの省略機能を無効にしている場合,セットアップと同時に,Management Serverへログインするための管理ユーザアカウント(管理ユーザIDおよび管理ユーザパスワード)を設定できます。セットアップ時に管理ユーザアカウントを設定しないと,Management Serverの起動時および停止時に管理ユーザアカウントの設定が必要になります。また,管理ユーザアカウントがすでに設定されている場合は,別のユーザアカウントを指定することで管理ユーザアカウントを変更することもできます。

管理ユーザアカウントの省略機能を有効にしている場合,および仮想化したサーバ上でJP1ユーザ認証連携機能を有効にしている場合,このコマンドの実行時およびManagement Serverの起動後に管理ユーザアカウントを設定する必要はありません。

管理ユーザアカウントの省略機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.15(3) 管理ユーザアカウントを設定しない場合の設定」を参照してください。

このコマンドは,Administrator権限(Windowsの場合),またはroot権限(UNIXの場合)のあるユーザが実行してください。ただし,UNIXの場合,root権限がない特定のユーザにコマンドの実行権限を設定することもできます。設定については,「mngenvsetup(管理グループの設定)」を参照してください。

引数

引数の指定がない場合,コマンドの使用方法が表示されます。

start
Management Serverを起動します。

stop
Management Serverを停止します。

-sync
コマンドの処理と,Management Serverの起動または停止処理の同期実行を有効にします。次の場合は,このオプションを省略しても同期実行されます。ただし,-timeoutオプションを指定するときは,このオプションは省略できません。
  • Management Serverを停止する場合
  • Windowsでかつ,Management Serverを起動する場合
なお,UNIXでかつ,Management Serverを起動する場合は,このオプションを指定するとバックグラウンドジョブとして同期実行され,省略するとフォアグラウンドジョブとして同期実行されます。

-timeout <同期実行のタイムアウト時間>
コマンドを同期実行してから,Management Serverが起動または停止するまでの待ち時間(単位:秒)を0,61〜2147483の整数で指定します。このオプションは,-syncオプションを指定すると有効になります。
0を指定した場合,タイムアウトしないでManagement Serverが起動または停止するまで待ち続けます。このオプションを省略した場合,同期実行のタイムアウト時間は120(秒)です。

-daemon
Management Serverをデーモンプロセスとして起動します。daemonコマンドを使用してデーモンプロセスとして起動する場合と同様に動作します。daemonコマンドについては,「daemon(デーモンプロセスの起動)」を参照してください。

setup
Management Serverをセットアップします。

<サーバ名>
Management Serverの名称(J2EEサーバのサーバ名称)を指定します。省略した場合は,「cosmi_m」が仮定されます。

-u <管理ユーザID>
Management Serverの管理ユーザIDを指定します。

-p <管理ユーザパスワード>
Management Serverの管理ユーザパスワードを指定します。

-np <変更後の管理ユーザパスワード>
新しいManagement Serverの管理ユーザパスワードを指定します。

-nu <変更後の管理ユーザID>
新しいManagement Serverの管理ユーザIDを指定します。
設定済みの管理ユーザパスワードを解除する場合は,空文字("")を指定します。

戻り値

0:
正常終了しました。

1以上:
実行時エラーが発生しました。ただし,2はシンタックスエラー,3は同期実行エラーが発生した場合もあります。

2:
シンタックスエラーが発生しました。

3:
同期実行エラーが発生しました。

入力例

注意事項

OS共通の注意事項

Management Serverをセットアップする場合の注意事項を次に示します。

UNIXの場合の注意事項