Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド
付録E.4 運用管理ドメインへのJ2EEアプリケーションの登録
[J2EEアプリケーションの登録]画面を次の図に示します。
図E-1 [J2EEアプリケーションの登録]画面
J2EEアプリケーションをManagement Serverに登録します。登録するJ2EEアプリケーションは,サーバ管理コマンドでリファレンス解決などの実行時情報が設定済みであることを前提とします。
Management Serverに登録されたJ2EEアプリケーションファイルは,特定のディレクトリ(以降,管理ディレクトリと呼びます)に別名で保存し,Management Serverが管理します。管理ディレクトリ,およびそのディレクトリに配置されたファイルをユーザが意識する必要はありません。
- 登録ディレクトリ
- デフォルトの登録ディレクトリを次に示します。
- Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\apps
- UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/apps
- 注意事項
- 登録ディレクトリ下に配置された,J2EEアプリケーションファイル(拡張子が「ear」または「zip」のファイル)だけが対象です(ディレクトリ構造は無視されます)。
- 登録ディレクトリは,管理ユーザが操作してください。
登録された各J2EEアプリケーションは,表示名(display name)と,Management Serverに登録した時刻によって管理され,登録時刻によって区別されます。そのため,J2EEアプリケーションファイル名やJ2EEアプリケーションの表示名(以降,アプリケーション名と呼びます)が重複しても登録できます。
J2EEアプリケーションファイルが選択されていない場合や,登録を試みたJ2EEアプリケーションファイルと同一のファイルがすでに登録されていた場合にはエラーになります。また,アプリケーション名(表示名)に使用できる文字は,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),プラス(+),ハイフン(-),およびピリオド(.)です。
画面の表示手順を次に示します。
- 運用管理ポータルで[論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックします。
- ツリーペインで[<運用管理ドメイン名>]をクリックします。
- [登録]タブをクリックします。
画面での操作手順を次に示します。
- [登録ディレクトリ]を指定します。
登録するJ2EEアプリケーションファイルを配置したディレクトリを[登録ディレクトリ]に指定して[適用]ボタンをクリックします。
- [J2EEアプリケーションファイル]を指定します。
登録ディレクトリ下に配置されているJ2EEアプリケーションファイルがメニューに表示されます。
- [登録]ボタンをクリックします。
エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- 登録ディレクトリ
- J2EEアプリケーションファイルを配置した登録ディレクトリを,Management Server稼働ホストの絶対パスで指定して,[適用]ボタンをクリックします。デフォルトでは,設定されている登録ディレクトリのパスが表示されます。
- [適用]ボタン
- [登録ディレクトリ]で指定した内容を有効にします。
- J2EEアプリケーションファイル(必須)
- 登録ディレクトリに配置された,拡張子が「ear」または「zip」のファイルが表示されます。デフォルトでは,「選択して下さい」が表示されます。
- J2EEアプリケーションの説明
- 登録するJ2EEアプリケーションファイルの説明を記述します。デフォルトでは,何も表示されません。指定は任意です。指定できる文字数は,1,024文字までです。
- [登録]ボタン
- [J2EEアプリケーションファイル]で選択されたJ2EEアプリケーションファイルをManagement Serverに登録します。
- [リセット]ボタン
- 指定した内容をリセットします。
- アプリケーション名
- 登録されているJ2EEアプリケーションの表示名が表示されます。
- 登録ファイル名またはアプリケーションディレクトリパス
- 登録されているJ2EEアプリケーションのファイル名,または登録されているJ2EEアプリケーションが属するアプリケーションディレクトリのパスが表示されます。
- 登録時刻
- J2EEアプリケーションが登録された時刻(Management Server稼働ホストの時刻)が表示されます。
- 説明
- 登録されているJ2EEアプリケーションの説明が表示されます。
[アプリケーションディレクトリの登録]画面を次の図に示します。
図E-2 [アプリケーションディレクトリの登録]画面
展開ディレクトリ形式のアプリケーションを管理する場合に,管理対象となるアプリケーションディレクトリをManagement Serverに登録します。登録した展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションは,J2EEサーバにデプロイ後,サーバ管理コマンドでリファレンス解決などの実行時情報を設定する必要があります。Management Serverは,登録されたアプリケーションディレクトリ下に配置されたファイルを管理します。
登録された各アプリケーションディレクトリは,表示名(display name)と,Management Serverに登録した時刻によって管理されます。そのため,J2EEアプリケーションの表示名(以降,アプリケーション名と呼びます)が重複した場合はエラーになります。
アプリケーションディレクトリおよびアプリケーション名が指定されていない場合や,登録を試みたJ2EEアプリケーションと同一のアプリケーション名がすでに登録されていた場合にはエラーになります。また,アプリケーション名(表示名)に使用できる文字は,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),プラス(+),ハイフン(-),およびピリオド(.)です。
画面の表示手順を次に示します。
- 運用管理ポータルで[論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックします。
- ツリーペインで[<運用管理ドメイン名>]をクリックします。
- [ディレクトリ登録]タブをクリックします。
画面での操作手順を次に示します。
- [アプリケーションディレクトリパス],[アプリケーション名]などを指定します。
- [登録]ボタンをクリックします。
エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- アプリケーションディレクトリパス(必須)
- J2EEサーバがアクセスできるアプリケーションディレクトリのパス情報を,絶対パスで指定します。デフォルトでは,何も表示されません。
- アプリケーションディレクトリパスには,記号(!#%+)の半角文字,および引用符(")は使用できません。また,アプリケーションディレクトリの最後には,\を指定しないでください。
- アプリケーション名(必須)
- アプリケーションディレクトリパス中のDD(application.xml)で指定したJ2EEアプリケーションの表示名(display-name)を指定します。デフォルトでは,何も表示されません。
- アプリケーション名に使用できる文字は,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),プラス(+),ハイフン(-),およびピリオド(.)です。
- アプリケーションディレクトリの説明
- 登録するアプリケーションディレクトリの説明を記述します。デフォルトでは,何も表示されません。指定は任意です。指定できる文字数は,1,024文字までです。
- [登録]ボタン
- [アプリケーションディレクトリパス]および[アプリケーション名]で指定されたアプリケーションディレクトリをManagement Serverに登録します。
- [リセット]ボタン
- 指定した内容をリセットします。
- アプリケーション名
- 登録されているJ2EEアプリケーションの表示名が表示されます。
- 登録ファイル名またはアプリケーションディレクトリパス
- 登録されているJ2EEアプリケーションのファイル名,または登録されているJ2EEアプリケーションが属するアプリケーションディレクトリのパスが表示されます。
- 登録時刻
- J2EEアプリケーションが登録された時刻(Management Server稼働ホストの時刻)が表示されます。
- 説明
- 登録されているJ2EEアプリケーションの説明が表示されます。
[J2EEアプリケーションの登録情報編集]画面を次の図に示します。
図E-3 [J2EEアプリケーションの登録情報編集]画面
Management Serverに登録したJ2EEアプリケーションの説明を編集します。
画面の表示手順を次に示します。
- 運用管理ポータルで[論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックします。
- ツリーペインで[<運用管理ドメイン名>]をクリックします。
- [編集]タブをクリックします。
画面での操作手順を次に示します。
- [説明]を指定します。
- [適用]ボタンをクリックします。
エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- アプリケーション名
- 登録されているJ2EEアプリケーションの表示名が表示されます。
- 登録時刻
- J2EEアプリケーションが登録された時刻(Management Server稼働ホストの時刻)が表示されます。
- 説明
- 登録されているJ2EEアプリケーションの説明を変更します。
- [適用]ボタン
- 指定した内容を設定します。
- [リセット]ボタン
- 指定した内容をリセットします。
[J2EEアプリケーションの登録解除]画面を次の図に示します。
図E-4 [J2EEアプリケーションの登録解除]画面
Management Serverに登録したJ2EEアプリケーションの登録を解除します。
J2EEアプリケーションの登録を解除するとき,別名保存されたJ2EEアプリケーションファイルが管理ディレクトリから削除されますが,登録ディレクトリに配置されたファイルには影響ありません。
画面の表示手順を次に示します。
- 運用管理ポータルで[論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックします。
- ツリーペインで[<運用管理ドメイン名>]をクリックします。
- [登録解除]タブをクリックします。
画面での操作手順を次に示します。
- [選択]で,登録を解除するJ2EEアプリケーションのチェックボックスをチェックします。
- [登録解除]ボタンをクリックします。
エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- 選択
- 登録を解除するJ2EEアプリケーションのチェックボックスをチェックします。
- どの論理J2EEサーバにもインポートされていない場合,チェックボックスはチェックされていない状態で表示されます。
- 一つでも論理J2EEサーバにインポートされているまたはインポート履歴に残っている場合,チェックボックスは非活性状態で表示されます。
- アプリケーション名
- 登録されているJ2EEアプリケーションの表示名が表示されます。
- 登録時刻
- J2EEアプリケーションが登録された時刻(Management Server稼働ホストの時刻)が表示されます。
- 説明
- 登録されているJ2EEアプリケーションの説明が表示されます。
- [登録解除]ボタン
- チェックボックスがチェックされているJ2EEアプリケーションの登録を解除します。
- [リセット]ボタン
- 指定した内容をリセットします。
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