Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド

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10.8.2 コンテナの設定

[コンテナの設定]画面を次の図に示します。

図10-13 [コンテナの設定]画面

[図データ]

<この項の構成>
(1) 機能概要
(2) 表示手順
(3) 操作手順
(4) 画面詳細

(1) 機能概要

コンテナの情報を設定します。

(2) 表示手順

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。
  2. [サーバビュー]タブ−[論理SFOサーバ]−[SFOサーバ]−[<SFOサーバ名>]をクリックします。
  3. [コンテナ]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. タイムアウト監視間隔やポート番号などを指定します。
  2. [適用]ボタンをクリックします。
    指定した情報が反映されます。
    エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

SFOアプリケーションの設定
タイムアウト監視間隔
SFOサーバアプリケーションの,タイムアウトを監視する処理の起動間隔(usrconf.propertiesファイルのejbserver.container.remove.scan.intervalキー)を指定します。指定できる値は,1〜153722867280912の整数です。単位は「分」です。デフォルトは,「5分」です。
「設定しない」を指定した場合は,タイムアウト監視はしません。

管理用サーバの設定
ポート番号
管理用サーバのポート番号(usrconf.propertiesファイルのejbserver.http.portキー)を指定します。デフォルトは,「8080」です。
アクセスを許可するホストの定義
管理用サーバへのアクセスを許可するホストのIPアドレスまたはホスト名(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.http.permitted.hostsキー)を指定します。デフォルトは,「次のホストからのアクセスだけを許可する」です。
  • 全てのホストからのアクセスを許可する
    すべてのホストからアクセスできます。
  • 次のホストからのアクセスだけを許可する
    指定したホスト名またはIPアドレスからだけアクセスできます。
  • [追加]ボタン
    指定したホスト名またはIPアドレスを追加します。
  • [削除]ボタン
    指定したホスト名またはIPアドレスを削除します。
なお,「ホスト名またはIPアドレス」にホスト名またはIPアドレスを入力している状態で,「全てのホストからのアクセスを許可する」を選択したあと,[適用]ボタンをクリックすると,入力したホスト名またはIPアドレスは削除されるので,注意してください。
ホストの固定(管理用サーバの設定)
一つのマシンに複数のアドレスが割り当てられている場合に,管理用サーバを特定のIPアドレスに割り当てるかどうか(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.http.bind_hostキー)を指定します。デフォルトは,「しない」です。
  • する
    「運用管理ドメインの構成定義」で定義したホストのネットワーク参照ができるホスト名,またはIPアドレスに対してだけ接続を受け付けるようにします。
  • しない
    すべてのローカルアドレスに対する接続を受け付けます。

Webサーバとの接続
ajp13のポート番号
リダイレクタと接続するためのajp13ポート(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.ajp13.portキー)を指定します。デフォルトは,「8007」です。
ホストの固定(Webサーバとの接続)
一つのマシンに複数のアドレスが割り当てられている場合に,Webサーバ連携で使用するアドレスを特定のIPアドレスに割り当てるかどうか(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.ajp13.bind_hostキー)を指定します。デフォルトは,「しない」です。
  • する
    「運用管理ドメインの構成定義」で定義したホストのネットワーク参照ができるホスト名,またはIPアドレスに対してだけ接続を受け付けるようにします。
  • しない
    すべてのローカルアドレスに対する接続を受け付けます。

運用監視エージェントの設定
ホストの固定(運用監視エージェントの設定)
一つのマシンに複数のアドレスが割り当てられている場合に,運用監視エージェントを特定のIPアドレスに割り当てるかどうか(mngagent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmngagent.connector.hostキー)を指定します。デフォルトは,「しない」です。
  • する
    「運用管理ドメインの構成定義」で定義した運用管理エージェントのホスト名に対してだけ接続を受け付けるようにします。
  • しない
    すべてのローカルアドレスに対する接続を受け付けます。
ポート番号
SFOサーバの状態を監視するときに利用する運用監視エージェントのポート番号(mngagent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmngagent.connector.portキー)を指定します。1〜65535の整数で指定します。デフォルトは「自動」です。
パーソナルファイアウォールを使用して同一ホスト内の通信をフィルタリングする場合は,ポート番号を指定してください。
なお,「自動」を選択した場合は,空いているポート番号から自動的に割り当てられます。

Managementイベント発行機能の設定
Managementイベントの発行
Managementイベントを発行するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.manager.agent.MEventAgent.enabled,およびejbserver.manager.agent.MEventAgent.confキー)を指定します。デフォルトは「する」です。
  • する
    SFOサーバからManagement ServerにManagementイベントを発行します。
    「する」を指定した場合,ejbserver.manager.agent.MEventAgent.confキーには「<Application Serverのインストールディレクトリ>/manager/config/mevent.<実サーバ名>.properties」が設定されます。
  • しない
    SFOサーバからManagementイベントを発行しません。
送信タイムアウト
Managementイベントの発行時に,Management Serverからの応答を待つ時間(mevent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmanager.mevent.send.timeoutキー)を10〜600の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「90秒」です。
再送期限
Managementイベントの発行に失敗した場合の再送を繰り返す期限(mevent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmanager.mevent.retry.limitキー)を0〜86400の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「再送しない」です。
「再送しない」または「0」を指定した場合,Managementイベントを再送しません。
再送間隔
Managementイベントを再送する場合の,再送を繰り返す間隔(mevent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmanager.mevent.retry.intervalキー)を1〜86400の整数で指定します。単位は「秒」です。デフォルトは「10秒」です。
同時発行最大数
同時に発行できるManagementイベントの最大数(mevent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmanager.mevent.send.maxキー)を1〜1000の整数で指定します。デフォルトは「10」です。
メッセージIDリストファイル
メッセージIDリストファイル(mevent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmanager.mevent.message_id.listキー)を絶対パスで指定します。
指定したパスが不正な場合,Managementイベントを発行しません。指定を省略した場合,デフォルトメッセージIDリストに記載されているメッセージIDがManagementイベントとして通知されます。
ローカルアドレスの固定
Managementイベントの送信時に使用するローカルアドレスを固定するかどうか(mevent.<実サーバ名>.propertiesファイルのmanager.mevent.sender.bind.hostキー)を指定します。デフォルトは「しない」です。
  • する
    「運用管理ドメインの構成定義」で定義した運用管理エージェントのホスト名をManagementイベント送信時のローカルアドレスとして使用します。
  • しない
    任意のローカルIPアドレスをManagementイベント送信時のローカルアドレスとして使用します。

拡張パラメタ
有効
該当行のパラメタを設定ファイルに反映するかどうかを指定します。チェックされた場合に,パラメタの定義を反映します。チェックされていない場合は,反映しません。
拡張パラメタ
J2EEコンテナで使用する任意のオプションを指定できます。指定内容は,usrconf.cfgファイルに反映されます。この欄は,最低5行表示(追加行を含む)されます。
  • [追加]ボタン
    拡張パラメタを追加します。
  • [削除]ボタン
    拡張パラメタを削除します。

[適用]ボタン
指定した情報を反映します。

[リセット]ボタン
指定した情報をリセットします。