Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

8.1.1 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションのインポート

次に示すコマンドを実行して,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。

実行形式

cjimportapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -f <EARファイルのパス>
 

実行例
cjimportapp MyServer -f C:\home\bank.ear
 

cjimportappコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjimportapp(J2EEアプリケーションのインポート)」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 実行時情報に関する注意事項
(2) EARのDDに関する注意事項
(3) そのほかの注意事項

(1) 実行時情報に関する注意事項

実行時情報はアプリケーションサーバのJ2EEサーバ独自の情報です。次の情報が含まれています。

表8-1 実行時情報一覧

項目 情報
J2EEアプリケーションの状態 開始/停止状態の情報
J2EEアプリケーションの各種設定
  • Enterprise Beanの実行時プロパティ
  • 各種リファレンスとJ2EEリソースのマッピング
  • CMPフィールドのデータベースのマッピング
など
自動生成実装クラス
  • EJBホームオブジェクト
  • EJBオブジェクト
リモートインタフェースのstubクラス,tieクラス
  • EJBホームオブジェクト
  • EJBオブジェクト

実行時情報付きEARファイルをインポートした場合の注意事項を,次に説明します。

(2) EARのDDに関する注意事項

Java EEの仕様に準拠しないDDを持つEARはインポートできません。

DDのバージョンが古い場合,バージョンを次のように変更します。

表8-2 DDのバージョンの変更

DD インポート前のバージョン インポート後のバージョン
application.xml 1.2 1.4
1.3
ejb-jar.xml 1.1 2.0
web.xml 2.2 2.3

(3) そのほかの注意事項