Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド

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8.1.2 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションのインポート

展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションは,J2EEサーバの作業ディレクトリ以下に各コンポーネントのclassファイルやJARファイルを持ちません。DDと展開ディレクトリのパス情報だけを持ち,EARファイルまたはZIPファイルが展開ディレクトリのパスに展開されているJ2EEアプリケーションです。ただし,J2EEアプリケーションに含まれるRARファイルはアーカイブ形式で格納されています。

展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションのインポートには,次の二つの方法があります。

展開ディレクトリ形式のアプリケーションのインポート手順を,次に示します。

<この項の構成>
(1) アプリケーションディレクトリを展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてインポート
(2) J2EEアプリケーションを展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてインポート

(1) アプリケーションディレクトリを展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてインポート

次の手順で,J2EEサーバにアプリケーションディレクトリを登録します。

  1. アプリケーションディレクトリを作成します。
    展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションを新規に作成する場合は,アプリケーションディレクトリを作成します。アプリケーションディレクトリの構成については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「13.4.2 アプリケーションディレクトリの構成」を参照してください。
  2. アプリケーションディレクトリをインポートします。
    上記1.で作成した,アプリケーションディレクトリをJ2EEサーバに登録します。
  3. 次に示すコマンドを実行して,アプリケーションディレクトリをインポートします。
(a) 実行形式

cjimportapp [<サーバ名>] -a <アプリケーションディレクトリパス>
 
(b) 実行例
cjimportapp MyServer -a AppDirPath
 

cjimportappコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjimportapp(J2EEアプリケーションのインポート)」を参照してください。

(c) 注意事項

(2) J2EEアプリケーションを展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてインポート

EARファイルまたはエクスポートした実行時情報付きEARファイルを展開ディレクトリ形式でインポートします。

次に示すコマンドを実行して,アプリケーションを展開ディレクトリ形式でインポートします。

(a) 実行形式

cjimportapp [<サーバ名>]-f <ファイルパス> -d <展開ディレクトリパス>
 

EARファイルまたはZIPファイルの内容は,展開ディレクトリパスに展開されます。

(b) 実行例
cjimportapp MyServer -f App1.zip -d ApplicationDir
 

cjimportappコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjimportapp(J2EEアプリケーションのインポート)」を参照してください。

(c) 注意事項