Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド
ユーザ定義ファイルを編集すると,サーバ管理コマンドの動作設定をカスタマイズできます。必要に応じて,サーバ管理コマンドの動作設定をカスタマイズしてください。なお,UNIXの場合,カスタマイズにはroot権限,またはComponent Container管理者の権限が必要です。
次のディレクトリにあるコマンドがサーバ管理コマンドのコマンドになります。
コマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
サーバ管理コマンドの動作設定をカスタマイズするには,次のユーザ定義ファイルをテキストエディタなどで編集します。
サーバ管理コマンドのカスタマイズでユーザ定義ファイルを編集して設定できる項目のうち,主な項目とその項目を設定するユーザ定義ファイルおよびキーを次の表に示します。キーの詳細,およびここで説明していないキーについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「5. サーバ管理コマンドで使用するファイル」を参照してください。
表3-2 サーバ管理コマンドのカスタマイズで設定できる主な項目
分類 | 項目 | 設定ファイル | 設定方法 |
---|---|---|---|
JavaVM | JavaVMのヒープサイズ | usrconf.bat(Windowsの場合),またはusrconf(UNIXの場合) | add.jvm.argキーに,JavaVMのヒープサイズを指定します。 |
スマートエージェント | − | usrconf.properties | vbroker.agent.portキーに,サーバ管理コマンドが使用するスマートエージェントのポート番号を指定します。 |
ログ | TPBrokerのトレースファイル | usrconf.properties | vbroker.orb.htc.tracePathキーに,TPBrokerのトレースファイル出力先のパスを指定します。 |
サーバ管理コマンドのログ |
|
サーバ管理コマンドのログは,ログの出力先,ログレベルを変更できます。 詳細は,「3.4 サーバ管理コマンドのログ取得の設定」を参照してください。 |
(凡例)−:該当しません。
注 ネーミング管理の機能を使用する場合にもサーバ管理コマンドのカスタマイズが必要です。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2.3.5 実行環境での設定」を参照してください。
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