Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド

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3.3 サーバ管理コマンドの動作設定のカスタマイズ

ユーザ定義ファイルを編集すると,サーバ管理コマンドの動作設定をカスタマイズできます。必要に応じて,サーバ管理コマンドの動作設定をカスタマイズしてください。なお,UNIXの場合,カスタマイズにはroot権限,またはComponent Container管理者の権限が必要です。

次のディレクトリにあるコマンドがサーバ管理コマンドのコマンドになります。

コマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

<この節の構成>
(1) カスタマイズ対象のユーザ定義ファイル
(2) サーバ管理コマンドのカスタマイズで設定できる主な項目

(1) カスタマイズ対象のユーザ定義ファイル

サーバ管理コマンドの動作設定をカスタマイズするには,次のユーザ定義ファイルをテキストエディタなどで編集します。

(2) サーバ管理コマンドのカスタマイズで設定できる主な項目

サーバ管理コマンドのカスタマイズでユーザ定義ファイルを編集して設定できる項目のうち,主な項目とその項目を設定するユーザ定義ファイルおよびキーを次の表に示します。キーの詳細,およびここで説明していないキーについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「5. サーバ管理コマンドで使用するファイル」を参照してください。

表3-2 サーバ管理コマンドのカスタマイズで設定できる主な項目

分類 項目 設定ファイル 設定方法
JavaVM JavaVMのヒープサイズ usrconf.bat(Windowsの場合),またはusrconf(UNIXの場合) add.jvm.argキーに,JavaVMのヒープサイズを指定します。
スマートエージェント usrconf.properties vbroker.agent.portキーに,サーバ管理コマンドが使用するスマートエージェントのポート番号を指定します。
ログ TPBrokerのトレースファイル usrconf.properties vbroker.orb.htc.tracePathキーに,TPBrokerのトレースファイル出力先のパスを指定します。
サーバ管理コマンドのログ
  • usrconf.bat(Windowsの場合),またはusrconf(UNIXの場合)
  • usrconf.properties
サーバ管理コマンドのログは,ログの出力先,ログレベルを変更できます。
詳細は,「3.4 サーバ管理コマンドのログ取得の設定」を参照してください。

(凡例)−:該当しません。

注 ネーミング管理の機能を使用する場合にもサーバ管理コマンドのカスタマイズが必要です。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2.3.5 実行環境での設定」を参照してください。