Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド

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3.2.3 サーバ管理コマンドの排他制御の強制解除

しばらく時間を置いて,何度かサーバ管理コマンドを実行しても同じ排他エラーメッセージ(実行中コマンドの情報も同じ)が表示される場合,サーバ管理コマンドの異常終了などによって,サーバ管理コマンドの排他情報に矛盾が生じているおそれがあります。この場合,メッセージ中に示されている実行中コマンドが,実際には実行されていないことをよく確認した上で,サーバ管理コマンドの排他制御を強制解除し,排他情報をリセットしてください。

排他制御の強制解除を実施するには,強制解除の対象にするJ2EEサーバを指定する必要があります。

注意
サーバ管理コマンド実行中に排他制御を解除すると,複数のサーバ管理コマンドが同時に実行され,J2EEサーバに矛盾が生じることがあります。このため,これらのサーバ管理コマンドが正常に実行されているときに誤って排他情報を解除しないように注意してください。

サーバ管理コマンドの排他制御を強制解除する手順を次に示します。

  1. 排他制御を強制解除する前に,サーバ管理コマンドが実際には実行中でないことを確認します。
    サーバ管理コマンドを実行しようとすると,メッセージKDJE37057-EまたはKDJE37301-Eが表示されます。これらのメッセージに示されるサーバ管理コマンドが実際には実行されていないことをよく確認してください。
  2. cjresetsvコマンドを実行して,排他制御を強制解除します。
    実行形式
     
    cjresetsv [<J2EEサーバ名>] [-nameserver <プロバイダURL>]
     
    実行例
    cjresetsv MyServer