アプリケーションのモード切り替えには,次のコマンドを使用します。
表7-14 アプリケーションのモード切り替えで使用するコマンド
コマンド名称 |
分類 |
概要 |
コマンドの系統 |
cjchmodapp |
アプリケーションのモード切り替え |
J2EEアプリケーションの動作モードを変更します。 |
更新 |
- コマンドの格納先
- 次のディレクトリに格納されています。
- Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\admin\bin\
- UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CC/admin/bin/
以降にコマンドの文法を示します。
●形式
- アプリケーションをテストモードから通常モードに変更する場合
cjchmodapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -test
-name <アプリケーション名> -mode normal
- アプリケーションを通常モードからテストモードに変更する場合
cjchmodapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-name <アプリケーション名> -mode test
●機能
J2EEアプリケーションの動作モードを,テストモードから通常モードへ,または通常モードからテストモードへ変更します。
●引数
- <サーバ名称>
- 接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
- CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
- 指定内容の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「2.1(2) プロバイダURLについて」を参照してください。
- -test
- テストモードのアプリケーションに対してコマンドを実行する場合に指定します。
- -name <アプリケーション名>
- モードを変更するJ2EEアプリケーション名を指定します。
- -mode {test|normal}
- アプリケーションの動作モードを指定します。
- test
テストモードに変更します。
- normal
通常モードに変更します。このオプションを指定する場合,-testオプションの指定が必要です。
●入力例
- アプリケーションをテストモードから通常モードに変更する場合
cjchmodapp MyServer -test -name App1 -mode normal
- アプリケーションを通常モードからテストモードに変更する場合
cjchmodapp MyServer -name App1 -mode test
●戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 異常終了しました。
- 2:
- 排他エラーによってコマンドを実行できません。
- 3:
- タイムアウトが発生しました。
- 9:
- 管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Server 2012,Windows Server 2008,Windows 8,Windows 7またはWindows Vistaの場合)。
●注意事項
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<アプリケーション名> -name)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <アプリケーション名> -name <プロバイダURL>)はできません。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
- WARアプリケーションに対してモードの変更はできません。-nameオプションにWARアプリケーションを指定した場合,このコマンドは異常終了します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.