Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編
SFOサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。メモリセッションフェイルオーバ機能の定義は,簡易構築定義ファイルの論理SFOサーバ(sfo-server)の<configuration>タグ内に指定します。
簡易構築定義ファイルでのメモリセッションフェイルオーバ機能の定義について次の表に示します。なお,ここで説明していないパラメタは編集しないでください。
表6-27 簡易構築定義ファイルでのメモリセッションフェイルオーバ機能の定義
項目 | 指定するパラメタ | 設定内容 |
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CORBAネーミングサービス | ejbserver.naming.port | 利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を指定します。 |
EJBコンテナ | ejbserver.container.remove.scan.interval | Stateful Session Beanのタイムアウトやプールの状態を監視するスレッドの起動間隔を指定します。 |
Webサーバ |
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簡易Webサーバのポート番号,簡易Webサーバへのアクセスを許可するホストや,簡易Webサーバで使用するホストを指定します。 |
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Webサーバとの通信ポート番号や,Webサーバ連携で使用するホストを指定します。 | |
PRFデーモン | ejbserver.server.prf.PRFID | 利用するPRFデーモンを指定します。 |
リソース枯渇監視 |
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リソース枯渇監視機能の使用の有無,リソースの監視間隔やしきい値を指定します。 リソース枯渇監視機能の設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「4.3.3 実行環境での設定」を参照してください。 |
SFOサーバのログ |
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SFOサーバのログのファイル面数,ファイルサイズや,ログレベルを指定します。また,SFOサーバのログのイベントログ(UNIXの場合,syslog)への出力の有無を指定します。 |
スレッドダンプ出力 | ejbserver.server.threaddump.filenum | J2EEサーバが障害を検知して自発的にスレッドダンプを出力する場合の スレッドダンプのファイル数の上限を指定します。 |
TPBrokerのトレース |
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TPBrokerのトレースファイルの出力先,ファイル数や,エントリ数を指定します。 |
TPBrokerのオプション |
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EJBコンテナの通信ポート,およびIPアドレスを固定する場合に,任意の値を指定します。 |
簡易構築定義ファイルおよび指定するパラメタの詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6 簡易構築定義ファイル」を参照してください。
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