Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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5.3.1 サブディレクトリ専有モードとは

EJBクライアントアプリケーションのシステムログは,EJBクライアントアプリケーションのプロセス単位で出力されます。システムログでは,プロセスごとにログ出力先のサブディレクトリを作成するか,複数のプロセスでログ出力先のサブディレクトリを共有することができます。プロセスごとにログ出力先のサブディレクトリを作成する動作モードのことをサブディレクトリ専有モードといいます。

サブディレクトリ専有モードは06-50よりも前のバージョンとの互換用に使用するモードであるため,EJBクライアントアプリケーションを新規作成する場合は,サブディレクトリ共有モードを使用することをお勧めします。

注意
  • cjclstartapコマンドでEJBクライアントアプリケーションを実行する場合は,サブディレクトリ共有モードを使用してください。
  • EJBクライアントアプリケーションのユーザログ機能を使用する場合は,サブディレクトリ共有モードを使用してください。

サブディレクトリ専有モードの動作を次の表に示します。

表5-6 サブディレクトリ専有モードの動作

項目 サブディレクトリ専有モード
複数のプロセスでのサブディレクトリ共有の可否 共有できません。
ログ管理ファイル作成 作成されません。
ejbserver.client.ejb.logキーのデフォルト値 ejb
ejbserver.client.log.appidキーのデフォルト値 EJBクライアントアプリケーション識別ID
ejbserver.client.log.directorynumキーの指定 ejbserver.client.log.appidキーを指定した場合は,無効です。
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filenumキーに指定できる面数 1〜16
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filesizeキーに指定できる容量(バイト) 4,096〜2,147,483,647

注※ EJBクライアントアプリケーションの開始時に指定するシステムプロパティです。