Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編
EJBクライアントアプリケーションのシステムログは,EJBクライアントアプリケーションのプロセス単位で出力されます。システムログでは,プロセスごとにログ出力先のサブディレクトリを作成するか,複数のプロセスでログ出力先のサブディレクトリを共有することができます。プロセスごとにログ出力先のサブディレクトリを作成する動作モードのことをサブディレクトリ専有モードといいます。
サブディレクトリ専有モードは06-50よりも前のバージョンとの互換用に使用するモードであるため,EJBクライアントアプリケーションを新規作成する場合は,サブディレクトリ共有モードを使用することをお勧めします。
サブディレクトリ専有モードの動作を次の表に示します。
表5-6 サブディレクトリ専有モードの動作
項目 | サブディレクトリ専有モード |
---|---|
複数のプロセスでのサブディレクトリ共有の可否 | 共有できません。 |
ログ管理ファイル作成 | 作成されません。 |
ejbserver.client.ejb.logキー※のデフォルト値 | ejb |
ejbserver.client.log.appidキー※のデフォルト値 | EJBクライアントアプリケーション識別ID |
ejbserver.client.log.directorynumキー※の指定 | ejbserver.client.log.appidキーを指定した場合は,無効です。 |
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filenumキー※に指定できる面数 | 1〜16 |
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filesizeキー※に指定できる容量(バイト) | 4,096〜2,147,483,647 |
注※ EJBクライアントアプリケーションの開始時に指定するシステムプロパティです。
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