Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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3.10.9 cjweblistpoolプール管理情報の一覧表示

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 引数
(4) 入力例
(5) 出力形式
(6) 戻り値
(7) 注意事項

(1) 形式

データベースリストを表示する場合
cjweblistpool [-host <ホスト名称>] [-port <ポート番号>] 
              -listtype dblist [-f <ファイルパス>]

プールリストを表示する場合
cjweblistpool [-host <ホスト名称>] [-port <ポート番号>] 
              -dbid <データベースID> -listtype poollist
              [-f <ファイルパス>]

コネクションリストを表示する場合
cjweblistpool [-host <ホスト名称>] [-port <ポート番号>] 
              -dbid <データベースID> -userid <ユーザID> 
              -listtype connectionlist [-f <ファイルパス>]

すべてのプール情報を表示する場合
cjweblistpool [-host <ホスト名称>] [-port <ポート番号>] 
              -listtype all [-f <ファイルパス>]

(2) 機能

プール管理情報の一覧を表示します。表示できるプール管理情報を次に示します。

データベースリスト
データベースリスト(データベースID,データベースクラス,データベースURL,ユーザ数,コネクション最小数,コネクション最大数,リトライ待ち時間,リトライ回数,およびプールの数)を表示します。または,指定されたファイルに出力します。

プールリスト
プールリスト(ユーザID,コネクション取得待ちカウンタ,およびコネクションの数)と,キー項目のデータベースIDを表示します。または,指定されたファイルに出力します。

コネクションリスト
コネクションリスト(コネクションID,使用中フラグ,再利用可否フラグ,コネクション生成時刻,コネクション最終アクセス時刻)と,キー項目のデータベースID,ユーザIDおよびコネクションIDを表示します。または,指定されたファイルに出力します。

すべてのプール管理情報
上記のすべてのプール管理情報を一覧表示します。または,指定されたファイルに出力します。
表示順序は次の図中の番号に示した順番になります。一つのデータベースリストに関連するプールリストが表示され終わってから,次のデータベースリストが表示されます。また,一つのプールリストに関連するプールリストに関連するコネクションリストが表示され終わってから,次のプールリストが表示されます。
[図データ]
なお,データベースリスト,プールリストおよびコネクションリストに出力される項目については,-listtypeオプションのオプション引数に,dblist,poollist,connectionlistを指定した場合と同じです。

(3) 引数

-host <ホスト名称>
接続先のホスト名称として,コマンドからのリクエスト要求を受け付けるサーブレットが動作しているホスト名称を指定します。指定を省略した場合は,localhostが仮定されます。

-port <ポート番号>
コマンドからのリクエスト要求を受け付けるサーブレットが使用するポート番号として,サーブレットが管理されているWebコンテナのポート番号を指定します。指定を省略した場合は,8080が仮定されます。

-listtype {dblist|poollist|connectionlist|all}
表示対象となるプール管理情報の種別を指定します。
  • dblist
    データベースリストを一覧表示します。
  • poollist
    プールリストを一覧表示します。
  • connectionlist
    コネクションリストを一覧表示します。
  • all
    すべてのプール管理情報を一覧表示します。

-f <ファイルパス>
プール管理情報の出力先ファイルのパスを指定します。

-dbid <データベースID>
処理対象となるプール管理情報のデータベースIDを指定します。データベースIDには,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)またはアンダースコア(_)が使用できます。

-userid <ユーザID>
処理対象となるプール管理情報のユーザIDを指定します。

(4) 入力例

データベースリストを表示する場合
cjweblistpool -listtype dblist -f db1.list

プールリストを表示する場合
cjweblistpool -dbid db_1 -listtype poollist -f pool1.list

コネクションリストを表示する場合
cjweblistpool -dbid db_1 -userid user1 -listtype connectionlist -f connection1.list

すべてのプール情報を表示する場合
cjweblistpool -listtype all -f all.list

(5) 出力形式

データベースリストを表示する場合
<DatabaseID=<データベースID1>><ClassName=<データベースクラス>><URL=<データベースURL>><UserCount=<ユーザ数>><MinimumSize=<コネクション最小数>><MaximumSize=<コネクション最大数>><RetryInterval=<リトライ待ち時間>><RetryCount=<リトライ回数>><PoolCount=<プールの数>>
<DatabaseID=<データベースID2>><ClassName=<データベースクラス>><URL=<データベースURL>><UserCount=<ユーザ数>><MinimumSize=<コネクション最小数>><MaximumSize=<コネクション最大数>><RetryInterval=<リトライ待ち時間>><RetryCount=<リトライ回数>><PoolCount=<プールの数>>
・・・
・・・

プールリストを表示する場合
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID1>><WaitCount=<コネクション取得待ちカウンタ>><ConnectionCount=<コネクションの数>>
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID2>><WaitCount=<コネクション取得待ちカウンタ>><ConnectionCount=<コネクションの数>>
<DatabaseID=<データベースID2>><UserID=<ユーザID3>><WaitCount=<コネクション取得待ちカウンタ>><ConnectionCount=<コネクションの数>>
・・・
・・・

コネクションリストを表示する場合
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID1>><ConnectionID=<コネクションID1>><ConnectionBusy=<使用中フラグ>><ConnectionReuse=<再利用可否フラグ>><ConnectionTime=<コネクション生成時刻>><LastTime=<最終アクセス時刻>>
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID2>><ConnectionID=<コネクションID2>><ConnectionBusy=<使用中フラグ>><ConnectionReuse=<再利用可否フラグ>><ConnectionTime=<コネクション生成時刻>><LastTime=<最終アクセス時刻>>
<DatabaseID=<データベースID2>><UserID=<ユーザID3>><ConnectionID=<コネクションID3>><ConnectionStatus=NotUsed><ReuseStatus=NotReuse><ConnectionTime=2003/11/25 11:36:00.616><LastTime=2003/11/25 11:40:00.313>
<DatabaseID=<データベースID2>><UserID=<ユーザID3>><ConnectionID=<コネクションID4>><ConnectionStatus=Used><ReuseStatus=Reuse><ConnectionTime=2003/11/25 11:37:00.256><LastTime=2003/11/25 11:37:00.256>
・・・
・・・

すべてのプール管理情報を表示する場合
<DatabaseID=<データベースID1>><ClassName=<データベースクラス>><URL=<データベースURL>><UserCount=<ユーザ数>><MinimumSize=<コネクション最小数>><MaximumSize=<コネクション最大数>><RetryInterval=<リトライ待ち時間>><RetryCount=<リトライ回数>><PoolCount=<プールの数>>
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID1>><WaitCount=<コネクション取得待ちカウンタ>><ConnectionCount=<コネクションの数>>
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID1>><ConnectionID=<コネクションID1>><ConnectionStatus=<使用中フラグ>><ReuseStatus=<再利用可否フラグ>><ConnectionTime=<コネクション生成時刻>><LastTime=<最終アクセス時刻>>
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID2>><WaitCount=<コネクション取得待ちカウンタ>><ConnectionCount=<コネクションの数>>
<DatabaseID=<データベースID1>><UserID=<ユーザID2>><ConnectionID=<コネクションID2>><ConnectionStatus=<使用中フラグ>><ReuseStatus=<再利用可否フラグ>><ConnectionTime=<コネクション生成時刻>><LastTime=<最終アクセス時刻>>
<DatabaseID=<データベースID2>><ClassName=<データベースクラス>><URL=<データベースURL>><UserCount=<ユーザ数>><MinimumSize=<コネクション最小数>><MaximumSize=<コネクション最大数>><RetryInterval=<リトライ待ち時間>><RetryCount=<リトライ回数>><PoolCount=1>
<DatabaseID=<データベースID2>><UserID=<ユーザID3>><WaitCount=<コネクション取得待ちカウンタ>><ConnectionCount=2>
<DatabaseID=<データベースID2>><UserID=<ユーザID3>><ConnectionID=<コネクションID3>><ConnectionStatus=NotUsed><ReuseStatus=NotReuse><ConnectionTime=2003/11/25 11:36:00.616><LastTime=2003/11/25 11:40:00.313>
<DatabaseID=<データベースID2>><UserID=<ユーザID3>><ConnectionID=<コネクションID4>><ConnectionStatus=Used><ReuseStatus=Reuse><ConnectionTime=2003/11/25 11:37:00.256><LastTime=2003/11/25 11:37:00.256>
・・・
・・・

(6) 戻り値

0:
正常終了しました。

1:
異常終了しました。

2:
排他エラーによってコマンドを実行できません。

(7) 注意事項