Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

3.8.1 Component Container管理者による運用に関する留意事項

UNIXでComponent Container管理者を設定している場合の留意事項について説明します。Component Container管理者とは,UNIXを使用している場合に,Webコンテナサーバの構築・運用に関する操作を実行できる権限を持つユーザです。Component Container管理者を設定することで,root権限を持たないユーザでも, Webコンテナサーバの起動・停止やサーバ管理コマンドの実行など,システム運用時の操作を実行できるようになります。

注意
Component Container管理者を設定している場合,Component Container管理者が実行できる操作は,一部の操作を除き,スーパーユーザでは操作できなくなるので注意してください。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.4 Component Container管理者を設定するときの注意事項(UNIXの場合)」を参照してください。

なお,Component Container管理者の設定,およびComponent Container管理者を設定している場合にパーミッションが変更されるディレクトリについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.4 Component Container管理者を設定するときの注意事項(UNIXの場合)」を参照してください。

Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作について説明します。

<この項の構成>
(1) Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作

(1) Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作

Component Container管理者を設定した場合に,スーパーユーザおよびComponent Container管理者が実施できるシステム運用時の操作を次の表に示します。

表3-37 Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作

操作 スーパーユーザ Component Container管理者
Webコンテナサーバの起動/停止
(cjstartwebコマンド, cjstopwebコマンド)
×
サーバ管理コマンドの実行
スレッドダンプの取得(cjdumpwebコマンド)
OS状態情報の取得(cjgetsysinfoコマンド)

(凡例)○:できる ×:できない


なお,Component Container管理者を設定しない場合は,スーパーユーザが運用管理者となるため,Component Container管理者の操作もスーパーユーザが実施します。