Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編
ここでは,サーブレットエンジンモードの場合のEJBコンテナとの連携について説明します。
WebコンテナはEJBコンテナと連携して,J2EEサーバとして動作します。なお,EJBコンテナとの連携については,J2EEサーバモードの場合と同じです。
ここでは,サーブレットエンジンモード固有のEnterprise Beanの呼び出し方法についてだけ説明します。これ以外のEnterprise Beanの呼び出し方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3.4 Enterprise Beanの呼び出し」を参照してください。また,Enterprise Bean呼び出しの準備については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3.4.2 Enterprise Beanを呼び出すための実装」を参照してください。
Context ctx = new InitialContext(); Object o = ctx.lookup("HITACHI_EJB/SERVERS/MyServer/EJB/APName/Cart"); CartHome h = (CartHome)PortableRemoteObject.narrow(o, CartHome.class); Cart c = h.create(); c.call();
Enterprise Beanを呼び出すとき,RMI-IIOP通信にタイムアウトを設定できます。RMI-IIOP通信のタイムアウト時間の設定方法は,Enterprise Beanがどこから呼び出されるかによって異なります。
Enterprise Beanを呼び出すEJBクライアントの形態がJSPやサーブレットの場合で,サーブレットエンジンモードで動作するWebコンテナを利用するときは,クライアント側のJSP,サーブレットが動作するWebコンテナサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。設定については,「3.7.4 Webコンテナサーバの動作設定のカスタマイズ」を参照してください。また,RMI-IIOP通信のタイムアウトの概要については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.11.5 RMI-IIOP通信のタイムアウト」を参照してください。
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