Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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3.3.5 Webアプリケーションに組み込むサーブレットフィルタ

サーブレットエンジンモードとJ2EEサーバモードでは,使用できるサーブレットフィルタ(built-inフィルタ)の種類と設定方法が異なります。

<この項の構成>
(1) built-inフィルタの種類
(2) built-inフィルタの設定

(1) built-inフィルタの種類

サーブレットエンジンモードでは,HTTPレスポンス圧縮フィルタを使用できますが,J2EEサーバモードの場合は,これらに加えて,次のbuilt-inフィルタも使用できます。

built-inフィルタについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.9.1 アプリケーションサーバが提供するサーブレットフィルタ(built-inフィルタ)」を参照してください。

(2) built-inフィルタの設定

サーブレットエンジンモードの場合は,アプリケーション開発時にWebアプリケーションのDD(web.xml)を直接編集し,built-inフィルタをWebアプリケーションに組み込みます。J2EEサーバモードの場合は,これに加えて,次の手順でbuilt-inフィルタをWebアプリケーションに組み込むことができます。

  1. システム構築時に,サーバ管理コマンドでJ2EEアプリケーションをJ2EEサーバにインポートする。
  2. 属性ファイルを編集してフィルタを組み込む。

J2EEサーバモードの場合は,サーバ管理コマンドを使用して設定する方法をお勧めします。

なお,Servlet 3.0以降では,web.xmlではなくAPIでのフィルタ定義ができますが,built-inフィルタはAPIでのフィルタ定義はできません。